ファイルおよびフォルダーに高度なアクセス許可を設定する場合は、[<オブジェクト名> のアクセス許可エントリ] ダイアログ ボックスで、アクセス許可を継承させる子オブジェクトを設定します。
このダイアログ ボックスにアクセスするには、アクセス制御ユーザー インターフェイスで [詳細設定] ボタンをクリックします。[アクセス許可] タブの [編集] をクリックし、表示されたダイアログでもう一度 [編集] をクリックします。
[<オブジェクト名> のアクセス許可エントリ] ダイアログ ボックスの [オブジェクト] タブの [適用先] ボックスに、アクセス許可を適用できる場所の一覧が表示されます。アクセス許可がどのように適用されるかは、[これらのアクセス許可を、このコンテナーの中にあるオブジェクトやコンテナーにのみ適用する] チェック ボックスがオンかオフかによって異なります。
重要 | |
Active Directory オブジェクトの場合、[適用先] ボックスで指定したオブジェクトがアクセス制御エントリを継承するだけでなく、すべての子オブジェクトがその ACE のコピーを受け取ります。[適用先] ボックスに指定されていない子オブジェクトは、コピー元の ACE を使用しませんが、この ACE のコピーを受け取るオブジェクトが多数ある場合は、増加した分のデータがネットワーク パフォーマンスに重大な問題を引き起こす可能性があります。 |
既定では、このチェック ボックスはオフです。継承されたアクセス許可が適用されるしくみの詳細については、以下の表を参照してください。
[これらのアクセス許可を、このコンテナーの中にあるオブジェクトやコンテナーにのみ適用する] チェック ボックスをオフにした場合
適用先 | 現在のフォルダーへのアクセス許可の適用 | 現在のフォルダーのサブフォルダーへのアクセス許可の適用 | 現在のフォルダー内のファイルへのアクセス許可の適用 | 現在のサブフォルダー内のファイルへのアクセス許可の適用 | すべてのサブフォルダー内のファイルへのアクセス許可の適用 |
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このフォルダーのみ |
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このフォルダー、サブフォルダー、およびファイル |
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このフォルダーとサブフォルダー |
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このフォルダーとファイル |
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サブフォルダーとファイルのみ |
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サブフォルダーのみ |
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ファイルのみ |
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[これらのアクセス許可を、このコンテナーの中にあるオブジェクトやコンテナーにのみ適用する] チェック ボックスをオンにした場合
適用先 | 現在のフォルダーへのアクセス許可の適用 | 現在のフォルダーのサブフォルダーへのアクセス許可の適用 | 現在のフォルダー内のファイルへのアクセス許可の適用 | 現在のサブフォルダー内のファイルへのアクセス許可の適用 | すべてのサブフォルダー内のファイルへのアクセス許可の適用 |
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このフォルダーのみ |
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このフォルダー、サブフォルダー、およびファイル |
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このフォルダーとサブフォルダー |
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このフォルダーとファイル |
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サブフォルダーとファイルのみ |
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サブフォルダーのみ |
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ファイルのみ |
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その他の参照情報
Active Directory オブジェクトにアクセス許可を割り当てる場所の詳細については、
アクセス許可の設定の詳細については、次を参照してください。