ドメイン コントローラーをドメインに追加して、サイト内の負荷分散やドメイン内のフォールト トレランスを向上させることができます。ドメイン コントローラーの追加によって、認証要求やグローバル カタログ サーバーの参照のパフォーマンスが向上します。また、Active Directory ドメイン サービス (AD DS) によって、ハードウェア エラー、ソフトウェア エラー、または管理者のエラーを解決する場合にも役立ちます。ドメイン コントローラーを追加すると、情報がネットワークを介してレプリケートされます。

別のドメイン コントローラーを展開する

次の表に、別のドメイン コントローラーをドメインに追加するための手順を示します。

次の表に、Windows Server 2008 R2 を実行するドメイン コントローラー用に環境を準備するための Adprep.exe の実行について説明します。Adprep.exe は、Windows Server 2008 R2 インストール ディスクの support\adprep フォルダーにあります。Windows Server 2008 R2 には、32 ビット版 (Adprep32.exe) と 64 ビット版 (Adprep.exe) の Adprep.exe が含まれています。既定では、64 ビット版を実行します。32 ビット コンピューターで Adprep を実行する場合は、32 ビット版の方を実行してください。

  手順 参照先
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このドメイン コントローラーが、Windows Server 2008 R2 が実行されているフォレスト内の最初のドメイン コントローラーである場合は、adprep forestprep を実行してフォレストのスキーマを準備します。

Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 が実行されているドメイン コントローラー用に Windows 2000 または Windows Server 2003 フォレストのスキーマを準備する手順に関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=93242)

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このドメイン コントローラーが、Windows Server 2008 R2 が実行されているドメイン内の最初のドメイン コントローラーである場合は、adprep /domainprep /gpprep を実行してドメインのスキーマを準備します。

Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 を実行するドメイン コントローラー用に Windows 2000 または Windows Server 2003 ドメインを準備する手順に関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=93243)

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読み取り専用ドメイン コントローラー (RODC) のインストールを計画している場合は、フォレストの機能レベルを Windows Server 2003 に上げます。

機能レベルを上げる手順に関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=93174)

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フォレスト内に最初の RODC をインストールする場合は、adprep /rodcprep を実行してフォレストを準備します。

読み取り専用ドメイン コントローラー用にフォレストを準備する手順に関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=93244)

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ドメイン コントローラーのインストールに使用するユーザー アカウントとパスワードを決めます。アカウントは、ドメイン コントローラーをインストールするドメイン内の Domain Admins グループのメンバーであるか、または十分な特権が委任されている必要があります。

Active Directory ドメイン サービスをインストールまたは削除するためのネットワーク資格情報を入力する

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ドメイン コントローラーをインストールするドメインの完全修飾ドメイン ネーム システム (DNS) 名を決めます。組織の AD DS 設計チームが、この情報を提供している場合があります。

地域ドメインの設計情報の収集に関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=93249)

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データベース、ログ ファイル、および SYSVOL を格納する場所を決めます。パフォーマンスを向上させ、バックアップと回復の操作を効率的に行うため、これらのコンポーネントを別々のボリュームに格納します。

Active Directory ドメイン サービス ファイルを配置する

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メディアからのインストール (IFM) を行う場合は、ntdsutil ifm サブコマンドを使用してインストール メディアを作成します。

メディアからの AD DS のインストールに関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=93264)

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ディレクトリ サービス復元モード (DSRM) アカウントに対して割り当てる強力なパスワードを決めます。

ディレクトリ サービス復元モード Administrator パスワードを入力する

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インストールする追加のドメイン コントローラー オプションを決めます。たとえば、ドメイン コントローラーを DNS サーバーにするのか、グローバル カタログ サーバーにするのか、または RODC にするのかを決めます。

追加のドメイン コントローラー オプションを構成する

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Dcdiag.exe を使用して操作マスターとの接続を確認します。

操作マスターが利用できるかどうかの確認に関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=93271)

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AD DS をインストールします。

追加のドメイン コントローラーのインストールに関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=93254)


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