アプリケーション サーバーの役割のインストール処理では、COM+ ネットワーク アクセスを有効にするためのオプションを利用できます。COM+ ネットワーク アクセスを有効にすると、ポート 135 を開くファイアウォール例外の規則が作成されます。次のセクションでは、COM+ ネットワーク アクセスを有効にする必要がある状況について説明します。また、COM+ ネットワーク アクセスを有効にする必要がない状況についても説明します。

COM+ ネットワーク アクセスを有効にする

  • サーバーにある 1 つまたは複数の COM+ アプリケーションが、別のコンピューターのクライアントまたはアプリケーションから呼び出される場合、COM+ ネットワーク アクセスを有効にする必要があります。

  • 作成したアプリケーションで、パフォーマンスを追跡するオブジェクトをリモートで呼び出して COM+ パフォーマンス データを収集する場合、COM+ ネットワーク アクセスを有効にする必要があります。

アプリケーション サーバーで COM+ ネットワーク アクセスを有効にしても、COM+ アプリケーションにリモートでアクセスすることはできません。リモート COM+ アプリケーションにアクセスするには、静的な TCP エンドポイントを使用するようにアプリケーションを構成する必要があります。

COM+ ネットワーク アクセスを無効にする

  • COM+ によってホストされている、ローカル コンピューター上のすべてのアプリケーションが、ローカル コンピューター上の他のアプリケーション (ASP.NET ページやワークフローなど) からのみ呼び出される場合は、COM+ ネットワーク アクセスを有効にする必要はありません。この場合、COM+ ネットワーク アクセスは必要ありません。COM+ ネットワーク アクセスを無効に設定することにより、攻撃を受ける可能性を低くすることができます。

その他の参照情報


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