このトピックでは、Windows Server バックアップ MMC スナップインのバックアップ スケジュール ウィザードの各ページでの手順を説明します。

ページ 詳細

はじめに

前提条件と全体の処理の詳細については、「チェックリスト: 自動バックアップをスケジュールする」を参照してください。

このウィザードの使用手順の詳細については、次を参照してください。

スケジュールされたバックアップの設定の変更

既にバックアップ スケジュールが作成されている場合は、このページを使用して現在の設定を変更したり、スケジュールされたバックアップをこのページから取り消したりできます。

バックアップの構成の選択

ファイル、データ、アプリケーション、およびオペレーティング システムの状態を含むすべてのボリュームをバックアップするか、または特定のボリュームまたはファイルだけをバックアップするかを選択できます。

バックアップする項目を選択

バックアップに含める項目に対応するチェック ボックスをオンにして、システム状態の回復またはベア メタル回復で使用できるようにバックアップを有効にします。さらに、[詳細設定] をクリックして、特定のファイルまたはフォルダーの種類を除外するツールにアクセスし、バックアップをボリューム シャドウ コピー サービスの完全バックアップとコピー バックアップのどちらにするかを指定します。

バックアップの時間の指定

バックアップを 1 日に 1 回だけ実行するのか、またはそれ以上の頻度で実行するのかを指定します。

バックアップのスケジュールを作成するとき、異なる日付の異なる時間にバックアップを実行する必要がある場合は、タスク スケジューラと Wbadmin start backup コマンドを使用して、バックアップを作成するための一連のタスクを実行できます。手順の詳細については、「タスク スケジューラを使用して自動バックアップを構成する」を参照してください。

作成先の種類の指定

バックアップをローカル ハード ディスク、ボリューム、リモート共有フォルダーのどれに保存するかを指定します。保存先の種類の選択方法の詳細については、「サーバーをバックアップする」を参照してください。

作成先ディスクの選択

このページを使用して、バックアップの保存に使用する 1 台以上の接続されたディスクを選択できます。使用するディスクが一覧に表示されない場合は、[すべて表示] をクリックして、使用するディスクのチェック ボックスをオンにします。これにより、ディスクが使用可能なディスクの一覧に表示されます。複数のディスクを使用するための手順の詳細については、「複数の記憶域ディスク用のバックアップ スケジュールを構成する」を参照してください。

重要

BitLocker ドライブ暗号化を使用してサーバーを保護している場合は、可能であれば、選択する記憶域の場所も BitLocker ドライブ暗号化を使用して保護してください。この操作は自動的には実行されません。明示的に有効にする必要があります。手順の詳細については、Windows BitLocker ドライブ暗号化手順ガイドに関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=143722) を参照してください。

バックアップ先のボリュームの選択

バックアップをボリュームに保存する場合は、[追加] をクリックして、使用可能なボリュームの一覧を表示し、選択します。ディスク全体をバックアップの保存専用に使う代わりに、バックアップをボリュームに保存する場合は、負荷が最大で 200 % 増大し、パフォーマンスが低下するおそれがあります。これは、バックアップの作成にシャドウ コピーが使用されることが原因です。そのボリュームに、ユーザーからアクセスされるデータが他にも保存されている場合、パフォーマンスに問題が生じる可能性があります。

リモート共有フォルダーの指定

バックアップをリモート共有フォルダーに保存する場合は、フォルダーへのパスを入力します。

バックアップを作成するときに、WindowsImageBackup\<ComputerName> フォルダーが共有フォルダーに追加されます。バックアップは、この <ComputerName> フォルダーに保存されます。ただし、共有フォルダー名の末尾には、追加するフォルダーの名前を付けないでください。

またこのページでは、バックアップを使用する際にバックアップの作成に適用した資格情報を要求するか、またはリモート フォルダーにアクセスできるすべてのユーザーがバックアップにアクセスできるようにするかを指定します。

バックアップ先の保存または変更

このページを使用して、バックアップ先を保存、追加、または削除するかどうかを指定します。利用できるオプションは、バックアップの保存に使用している記憶域の種類によって変わります。

概要

ウィザードでの選択内容を確認します。[完了] をクリックすると、選択した 1 台以上のディスクがフォーマットされるか、または現在のスケジュールに加えられた変更が反映されるか、あるいはその両方が実行されます。

確認

スケジュールが正常に作成または変更されたかどうかの状態が表示されます。

その他の考慮事項

  • Windows Server バックアップを使用して、スケジュールされたバックアップを構成または変更するには、Administrators グループのメンバーであるか、または適切な権限が委任されている必要があります。

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