Windows Server バックアップ スナップインで使用可能なバックアップ (1 回限り) ウィザードを使用するか、または Wbadmin start backup コマンドを使用して、バックアップを作成できます。1 回限りのバックアップを実行する機能は、定期的にスケジュールされたバックアップを補完するバックアップの作成に使用することを目的としています。バックアップを作成する方法として、1 回限りのバックアップだけを使用することはお勧めしません (「自動バックアップを構成する」を参照してください)。

Windows Server バックアップの Windows PowerShell コマンドレットを使用して、1 回限りのバックアップを実行することもできます。詳細については、「Windows Server バックアップのコマンドレットを使用する」を参照してください。

定期的なバックアップを補完するため、バックアップ (1 回限り) ウィザードまたは Wbadmin start backup を使用して次のことを実行できます。

  • 定期的なバックアップに含まれていないボリュームをバックアップします。

  • 更新プログラムや新しい機能をインストールする場合など、システムに変更を加える前に、重要な項目を含むボリュームをバックアップします。

  • 定期的にスケジュールされた項目のバックアップを、スケジュールされたバックアップが保存される場所とは別の場所に作成します。

重要

可能であれば、1 回限りのバックアップとスケジュールされたバックアップを別々の場所に保存することをお勧めします。1 回限りのバックアップとスケジュールされたバックアップを同じ場所に保存すると、競合の発生や領域不足によりバックアップ操作が失敗し、保存するバックアップが失われる可能性があります。同じ保存場所を使用する必要がある場合は、操作を実行する前に、バックアップを保存するための十分な領域があることを確認してください。さらに、バックアップ (1 回限り) ウィザードを使用するときに、カスタム設定を使用するように選択した場合は、バックアップを同じ場所に保存することはできません。また、Wbadmin start backup を使用して、スケジュールされたバックアップと同じ場所に 1 回限りのバックアップを保存すると、スケジュールされたバックアップが上書きされ、バックアップのバージョンが失われることを知らせる警告が表示されます。

このウィザードを使用して手動バックアップを作成するには、次の手順を実行します。

その他の考慮事項

  • Windows Server バックアップを使用するには、Backup Operators グループまたは Administrators グループのメンバーであるか、あるいは適切な権限が委任されている必要があります。

その他の参照情報


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