構成の検証ウィザードは、フェールオーバー クラスターをトラブルシューティングする場合に役立ちます。発生している現象に関連したテストを実行することで、その問題の解決方法を詳しく調べることができます。

重要
  • ウィザードを起動したときにクラスター化されたサービスまたはアプリケーションがディスクを使用している場合、テストを行うために、クラスター化されたサービスまたはアプリケーションをオフラインにするかどうかを確認するメッセージが表示されます。クラスター化されたサービスまたはアプリケーションをオフラインにするように指定した場合、テストが完了するまでオフラインのままになります。
  • また、クラスターの共有ボリュームとして構成したディスクをテストする場合、次の手順に従って、これらのディスクを明示的にオフラインにする必要があります。

この手順を実行するには、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。 適切なアカウントおよびグループ メンバーシップの使用の詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=83477 (英語の可能性あり) をご確認ください。

フェールオーバー クラスターのトラブルシューティングに検証テストを使用するには
  1. 利用可能なすべての検証テストを実行するか、一部のテストのみを実行するかを決定します。以下のテストを個別またはカテゴリ別にオンまたはオフにできます。

  2. [フェールオーバー クラスター マネージャー] スナップインで、トラブルシューティング対象のクラスターが表示されない場合は、コンソール ツリーで [フェールオーバー クラスター マネージャー] を右クリックし、[クラスターの管理] をクリックして、目的のクラスターを選択または指定します。

  3. クラスターの共有ボリュームとして構成したディスクをテストする場合、次の手順を実行します。

    1. コンソール ツリーを展開し、[クラスターの共有ボリューム] をクリックします。

    2. 中央のウィンドウで、テストするディスクを右クリックし、[このリソースをオフラインにする] をクリックします。

    3. テストする他のディスクについて、前の手順を繰り返します。

  4. トラブルシューティングするクラスターを右クリックし、[構成の検証] をクリックします。

  5. ウィザードの指示に従ってテストを指定し、テストを実行して、結果を表示します。

  6. クラスターの共有ボリュームを前の手順でオフラインにした場合、次の手順を実行します。

    1. [クラスターの共有ボリューム] をクリックします。

    2. 中央のウィンドウで、オフラインにするディスクを右クリックし、[このリソースをオンラインにする] をクリックします。

    3. 前の手順でオフラインにした他のディスクについて、前の手順を繰り返します。

その他の考慮事項

  • フェールオーバー クラスター スナップインを開くには、[スタート] ボタン、[管理ツール]、[フェールオーバー クラスター マネージャー] の順にクリックします。 [ユーザー アカウント制御] ダイアログ ボックスが表示された場合は、表示されている操作が目的の操作であることを確認して、[はい] をクリックします。

  • ウィザードを閉じた後でテストの結果を表示するには、次のいずれかを選択します。

    • フォルダー システムのルート ディレクトリ\Cluster\Reports (クラスター サーバー上のフォルダー) を開きます。

    • コンソール ツリーで、クラスターを右クリックし、[検証レポートの表示] をクリックします。そのクラスターの最新の検証レポートが表示されます。

その他の参照情報


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