• 動的ホスト構成プロトコル (DHCP) サーバーから提供される動的に構成された IP アドレスでクライアントのドメイン ネーム システム (DNS) を構成するには、通常、DHCP サーバーまたは該当するクライアントで次の項目を構成する必要があります。

    • クライアント コンピューターの DNS ホスト名 (複数も可)。DHCP クライアントの場合は、クライアント コンピューターで設定するか、または無人セットアップ時に割り当てる必要があります。

    • DNS ドメイン名を解決するためにクライアントが使用するプライマリ DNS サーバーまたは代替 DNS サーバー。DHCP クライアントの場合は、DNS サーバー オプション (オプション 6) を割り当て、クライアントが使用するように構成されている DNS サーバーの順序付けられた IP アドレスの構成一覧を指定することで設定できます。

    • 修飾されていない DNS 名を完全に修飾するために追加される DNS サフィックスの一覧。この DNS 名は、クライアントで名前解決のための DNS クエリの検索と発行で使用されます。DHCP クライアントの場合は、DNS ドメイン名オプション (オプション 15) を割り当て、クライアントの単一の DNS サフィックスを指定して付加し、検索に使用することで設定できます。追加の DNS サフィックスを構成するには、DNS 構成に対して手動で TCP/IP を構成します。

    • 接続固有の動的な更新および登録動作 (クライアントにインストールされている特定のネットワーク アダプターがその IP アドレス構成を DNS サーバーに動的に登録するかどうかなど)。DHCP クライアントの場合、既定の設定では、クライアント接続がその構成済み IP アドレスを DNS サーバーに登録します。クライアントでのこの動作を変更するには、DNS 構成に対して手動で TCP/IP を構成します。

DHCP クライアントに他の DNS を構成する方法については、ベンダーから提供される、該当する TCP/IP または DNS のマニュアルを参照してください。

既定では、DNS クライアントはトップレベル ドメイン (TLD) のゾーンの動的更新を行いません。単一のラベル名を持つゾーンは、TLD ゾーンと見なされます (com、edu、blank、my-company など)。TLD ゾーンの動的更新を許可するように DNS クライアントを構成するには、[トップ レベルのドメイン ゾーンを更新する] ポリシーの設定を使用するか、レジストリを変更します。

DHCP のオプションの詳細については、ネットワーク コレクションの DHCP オプションに関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=4639) を参照してください。

その他の参照情報


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