ログに記録されたイベントには、Microsoft の Web サイトまたはユーザーが定義した Web サイトへの Uniform Resource Locator (URL) リンクが含まれています。イベントを表示するときに、[イベント ログのオンライン ヘルプ] をクリックすると、そのイベントに関する追加の情報を入手するための要求がクエリの形式で送信されます。送信されるデータは、イベントに関する詳細情報を取得するために必要なデータのみに限定されます。詳細については、オンラインで、Microsoft の
[イベント ログのオンライン ヘルプ] リンクに関連付けられた URL を定義して、Microsoft の Web サイト以外のサイトを参照するようにするには、レジストリで URL を定義するか、発行元のインストルメンテーション マニフェストで URL を定義します。レジストリで URL を定義すると、そのレジストリが格納されているコンピューターで発行されるすべてのイベントで同一のリンクが使用されます。発行側のインストルメンテーション マニフェストで定義されたすべての URL は、レジストリで定義された URL で上書きされます。
[イベント ログのオンライン ヘルプ] をクリックすると、次のパラメーターが URL に追加され、Web サイトに渡されます。
パラメーター | 説明 |
---|---|
製品名 |
イベントの発行元に関連付けられた製品の名前。 |
製品バージョン |
製品名パラメーターで定義されている製品のバージョン。 |
イベント ID |
イベントに割り当てられた ID 番号。 |
イベント ソース |
イベントが発行されたログの名前。 |
ロケール ID |
イベントが発生したコンピューターのロケールの ID 番号。 |
レジストリで URL を定義する
[イベント ログのオンライン ヘルプ] リンクに関連付けられた URL と、その URL で定義された Web サイトから返される結果の表示に使用されるプログラムは、どちらも変更できます。構成設定はレジストリ内で、HKLM\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\EventViewer\registry キーに格納されます。
以下に、このキーに表示されるレジストリ エントリを示し、それらのエントリによってイベント ログのオンライン ヘルプの動作をどのように構成できるかを説明します。
レジストリ エントリ | 説明 |
---|---|
MicrosoftRedirectionProgram |
[イベント ログのオンライン ヘルプ] リンクに関連付けられた Web サイトから返される情報の表示に使用されるプログラムを指定します。 |
MicrosoftRedirectionProgramCommandLineParameters |
MicrosoftRedirectionProgram エントリで指定されたプログラムに渡されるパラメーターを指定します。 |
MicrosoftRedirectionURL |
[イベント ログのオンライン ヘルプ] リンクに関連付ける URL を指定します。このエントリの既定値は、https://go.microsoft.com/fwlink/events.asp です。 |
インストルメンテーション マニフェストで URL を定義する
[イベント ログのオンライン ヘルプ] リンクの URL は、インストルメンテーション マニフェストでも定義できます。インストルメンテーション マニフェストで URL を定義するには、provider 要素に helpLink 属性を追加する必要があります。次の例は、provider 要素に定義された helpLink 属性を示しています。
<provider name="Microsoft-Windows-EventLogSamplePublisher" guid="{1db28f2e-8f80-4027-8c5a-a11f7f10f62d}" symbol="MICROSOFT_SAMPLE_PUBLISHER" resourceFileName="C:\temp\Publisher.exe" messageFileName="C:\temp\Publisher.exe" helpLink="http://www.contoso.com">
インストルメンテーション マニフェストの詳細については、