ターゲット項目 "処理モード" を使用すると、処理を行うコンピューター上のグループ ポリシーの処理モードまたは状態が、ターゲット項目の指定内容のうち 1 つ以上に一致する場合にのみ、基本設定項目をコンピューターまたはユーザーに適用できます。[次の値に一致しない] を選択すると、処理を行うコンピューター上のグループ ポリシーの処理モードまたは状態が、ターゲット項目のどの指定内容とも一致しない場合にのみ、基本設定項目が適用されます。

同期

このチェック ボックスをオンにした場合、ターゲット項目ではグループ ポリシーが同期的に処理されているかどうかが判断されます。同期的な処理では、コンピューターの起動に関するグループ ポリシーの処理が完了してからユーザーのログオンが許可され、ユーザーのログオンに関するグループ ポリシーの処理が完了してからユーザーのデスクトップ表示が許可されます。

非同期

このチェック ボックスをオンにした場合、ターゲット項目ではグループ ポリシーが非同期的に処理されているかどうかが判断されます。非同期的な処理では、コンピューターのグループ ポリシーの処理中でもユーザーのログオンが許可されます。また、ログオン後、ユーザーのグループ ポリシーの処理中でもユーザーのデスクトップ表示が許可されます。

バックグラウンド

このチェック ボックスをオンにした場合、ターゲット項目ではグループ ポリシーがバックグラウンドで処理されているかどうかが判断されます。バックグラウンドのグループ ポリシー処理は "バックグラウンド更新" とも呼ばれ、90 ~ 120 分ごとに実行されます。この処理では、新しいグループ ポリシー設定がユーザーまたはコンピューターに適用されます。

処理条件

次のチェック ボックスのうちオンになっている項目について、ターゲット項目では処理状態が有効かどうかが判断されます。

  • [強制更新]: バックグラウンド更新が強制された。

  • [リンク移行]: グループ ポリシーの現在の適用と以前の適用の間に、リンク速度が変更された。

  • [変更なし]: コンピューターまたはユーザーに新しいグループ ポリシー設定は適用されていない。

  • [RSoP 移行]: グループ ポリシーの現在の適用と以前の適用の間に、RSoP ログが変更された。

  • [スロー リンク]: グループ ポリシーは低速のネットワーク接続に適用されている。

  • [セーフ ブート]: Windows はセーフ モードで動作している。

  • [詳細ログ]: 詳細なログが有効になっている。

その他の考慮事項

  • 基本設定項目に適用した対象項目の一覧の中で対象項目の位置を変更するには、対象項目を新しい場所にドラッグするか、対象項目を選択してから矢印または矢印をクリックします。

  • 基本設定項目は、ドメイン ベースの GPO でのみ使用可能です。

その他の参照情報


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