[即時タスク] の基本設定項目を使用すると、Windows Server® 2003 または Windows® XP を実行しているコンピューターに対し、グループ ポリシーの更新時に即時実行するタスクを作成できます。このタスクは実行後、削除されます。[即時タスク] 基本設定項目では操作を選択することはできません。この項目では常に、タスクの作成と、実行後のタスクの削除が行われます。

[即時タスク (Windows XP)] 項目を構成する

新しい [即時タスク] 基本設定項目を作成するには
  1. グループ ポリシー管理コンソールを開きます。新しい基本設定項目を含むグループ ポリシー オブジェクト (GPO) を右クリックして、[編集] をクリックします。

  2. コンソール ツリーの [コンピューターの構成] または [ユーザーの構成] の下にある [基本設定] フォルダーを展開してから、[コントロール パネルの設定] フォルダーを展開します。

  3. [タスク] ノードを右クリックし、[新規] をポイントして [即時タスク (Windows XP)] をクリックします。

  4. [新しい [即時タスク (Windows XP)] プロパティ] ダイアログ ボックスで、グループ ポリシーに関するタスクの設定を入力し、構成や削除のための情報を指定します (詳細については、このトピックの「タスクの設定」を参照してください)。

  5. [設定] タブをクリックし、グループ ポリシーに対して追加のタスクの設定を入力して、構成します (詳細については、このトピックの「その他の即時タスクの設定」を参照してください)。

  6. [共通] タブをクリックし、オプションを設定して、コメントを [説明] ボックスに入力します。(詳細については、「共通オプションを構成する」を参照してください。)

  7. [OK] をクリックします。詳細ウインドウに新しい基本設定項目が表示されます。

タスクの設定

すべてのテキスト フィールドには、基本設定の処理変数を入力できます。 F3 キーを押して、選択可能な値のリストを表示します。

名前

即時タスクの名前を入力します。この名前は、ユーザーまたはコンピューターの [コントロール パネル] で、即時タスクの一覧に表示されます。同じタスク名でタスクを構成している基本設定項目がある場合、競合が発生する可能性があります。

実行

実行するコマンドを入力します。引数は含めません。

引数

必要なコマンド ライン引数を入力します。

作業フォルダー

実行コマンドの作業ディレクトリを指定するには、起動時にタスクに使用される作業ディレクトリを入力します。通常は、相対ファイル名を適切に解決するために指定します。引用符や末尾のスラッシュは含めないでください。

コメント

タスクの説明を入力します。この説明は、この基本設定項目が適用されるユーザーまたはコンピューターに対して表示されます。

実行するアカウント名

タスクを実行するセキュリティ コンテキストを構成します。

  • 基本設定項目が [コンピューターの構成] に含まれている場合、既定では、タスクは SYSTEM アカウントのセキュリティ コンテキストで実行されます。

  • 基本設定項目が [ユーザーの構成] に含まれている場合、既定では、タスクはログオン ユーザーのセキュリティ コンテキストで実行されます。タスクが実行されるのは、ユーザーがコンピューターにログオンしている場合だけですが、ユーザーのログオフ後も続行は可能です。

  • 指定したアカウントのセキュリティ コンテキストでタスクを実行し、アカウントがログオンしているかどうかにかかわらずタスクを実行可能にするには、[実行するアカウント名] チェック ボックスをオンにして、アカウントの資格情報を入力します。

セキュリティについての 注

このパスワードは SYSVOL の GPO の一部として保存され、非表示になっていますが、検出可能です。基本設定項目でパスワードを保存することを選択する場合は、専用のアカウントを作成し、基本設定項目には管理パスワードを保存しないようにしてください。

その他の即時タスクの設定

[設定] タブでは、コンピューターが使用中または特定の電力状態にある場合に、完了時のタスクの動作を管理するための設定を構成します。

その他の考慮事項

  • 項目レベルの対象指定を使用して、基本設定項目の範囲を変更できます。

  • 基本設定項目は、ドメイン ベースの GPO でのみ使用可能です。

その他の参照情報


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