[デバイス] の基本設定項目を使用すると、ハードウェア デバイスのクラスや種類を有効または無効にできます。[デバイス クラス] では、広範囲に及ぶデバイスの種類を有効または無効にできます。[デバイスの種類] では、特定の種類のハードウェア デバイスを有効または無効にできます。たとえば、デバイス クラス [DVD/CD-ROM ドライブ] を無効にすると、選択したクラスに含まれるすべてのハードウェア デバイスが無効になります。デバイスの種類 [MS CD/DVD-ROM ATA デバイス] を無効にすると、その種類のハードウェア デバイスだけが無効になり、クラス全体が無効になるわけではありません。デバイスの基本設定項目を作成する前に、この拡張機能で実行できる各操作の動作を確認してください。

重要

[デバイス] 基本設定項目を運用環境に展開する前に、これらの項目を必ずテストしてください。デバイスを無効にすると、Windows が動作しなくなる可能性があります。

[デバイス] 項目を作成する

新しい [デバイス] 基本設定項目を作成するには
  1. グループ ポリシー管理コンソールを開きます。新しい基本設定項目を含むグループ ポリシー オブジェクト (GPO) を右クリックして、[編集] をクリックします。

  2. コンソール ツリーの [コンピューターの構成] または [ユーザーの構成] の下にある [基本設定] フォルダーを展開してから、[コントロール パネルの設定] フォルダーを展開します。

  3. [デバイス] ノードを右クリックし、[新規] をポイントして、[デバイス] をクリックします。

  4. [新しい [デバイス] プロパティ] ダイアログ ボックスで、実行するグループ ポリシーの [操作] を選択します (詳細については、このトピックの「操作」を参照してください)。

  5. グループ ポリシーのデバイス設定を入力し、構成や削除のための情報を指定します (詳細については、このトピックの「デバイス設定」を参照してください)。

  6. [共通] タブをクリックし、オプションを設定して、コメントを [説明] ボックスに入力します。(詳細については、「共通オプションを構成する」を参照してください。)

  7. [OK] をクリックします。詳細ウインドウに新しい基本設定項目が表示されます。

操作

このデバイスを使う (有効)

一致するデバイス クラスまたはデバイスの種類を有効にします。

このデバイスを使わない (無効)

一致するデバイス クラスまたはデバイスの種類を無効にします。

デバイス設定

デバイス クラス

この設定には、有効または無効になったデバイス クラスの名前が含まれています。[DVD/CD-ROM ドライブ] はデバイス クラスの一例です。参照ボタン (…) をクリックして、コンピューターで使用できるデバイス クラスの一覧から選択します。

デバイスの種類

この設定には、有効または無効になったデバイスの種類の名前が含まれています。[MS CD/DVD-ROM ATA デバイス] はデバイスの種類の一例です。デバイスの種類を選択するには、[デバイス クラス] ボックスの横の参照ボタン (…) をクリックします。デバイス クラスが展開され、コンピューターで使用できるデバイスの種類の一覧が表示されます。

その他の考慮事項

  • デバイスの基本設定項目をコンピューターに適用すると、対象となるコンピューターのすべてのユーザーが影響を受けます。デバイス クラスやデバイスの種類を有効または無効にするユーザーを制御する場合は、基本設定項目をユーザーに適用します。

  • デバイス マネージャーに表示される一部のデバイスは、無効にできません。

  • デバイスを無効にすると、直ちに反映されますが、無効にされたデバイス クラスやデバイス項目がデバイス マネージャーに表示されるまでに、若干時間がかかります。デバイスのプロパティを調べ、現在の状態を確認してください。

  • [適用できなくなった場合はこの項目を削除する] は、項目の操作が [このデバイスを使わない (無効)] に設定されている場合にのみ利用できます。基本設定項目を削除すると、デバイスが有効になります。

  • 項目レベルの対象指定を使用して、基本設定項目の範囲を変更できます。

  • 基本設定項目は、ドメイン ベースの GPO でのみ使用可能です。

その他の参照情報


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