[ネットワーク オプション] 拡張機能を使用すると、ダイヤルアップ ネットワークと仮想プライベート ネットワーク (VPN) 接続を 1 か所から、作成、変更、および削除できます。[ネットワーク オプション] 基本設定項目を作成する前に、この拡張機能で実行できる各操作の動作を確認してください。

[VPN 接続] 項目を作成する

新しい [VPN 接続] 基本設定項目を作成するには
  1. グループ ポリシー管理コンソールを開きます。新しい基本設定項目を含むグループ ポリシー オブジェクト (GPO) を右クリックして、[編集] をクリックします。

  2. コンソール ツリーの [コンピューターの構成] または [ユーザーの構成] の下にある [基本設定] フォルダーを展開してから、[コントロール パネルの設定] フォルダーを展開します。

  3. [ネットワーク オプション] ノードを右クリックし、[新規] をポイントして [VPN 接続] を選択します。

  4. [新しい VPN のプロパティ] ダイアログ ボックスで、実行するグループ ポリシーについて [操作] を選択します(詳細については、このトピックの「操作」を参照してください)。

  5. グループ ポリシーの VPN 接続設定を入力し、構成や削除のための情報を指定します (詳細については、このトピックの「仮想プライベート ネットワーク接続設定」を参照してください)。

  6. [共通] タブをクリックし、オプションを設定して、コメントを [説明] ボックスに入力します。 (詳細については、「共通オプションを構成する」を参照してください。)

  7. [OK] をクリックします。詳細ウインドウに新しい基本設定項目が表示されます。

操作

この種類の基本設定項目では、次の 4 つのアクションを選択できます。作成置換更新削除。基本設定項目の動作は、選択した操作と、VPN 接続が既に存在しているかどうかによって異なります。

作成

新しいネットワーク接続を作成します。同じ名前の接続が存在する場合は、その名前を変更しないでください。

削除

同じ名前を持つネットワーク接続を削除します。接続が存在しない場合、拡張機能による操作は行われません。

置換

ネットワーク接続を削除または再作成します。[置換] 操作の最終的な結果によって、接続に関連するすべての既存の設定が上書きされます。接続が存在しない場合は、[置換] 操作によって新しい接続が作成されます。

更新

ネットワーク接続の名前を変更するか、ネットワーク接続を修正します。この操作は、基本設定項目内で定義された設定を更新するので、[置換] とは異なります。その他のすべての設定は、以前の構成が維持されます。接続が存在しない場合は、[更新] 操作によって新しい接続が作成されます。

仮想プライベート ネットワーク接続を設定する

ユーザー接続

この設定を使用して、新しく作成または更新した接続が該当するユーザーにのみ表示されるようにします。

すべてのユーザーの接続

この設定を使用して、新しく作成または更新した接続がコンピューター上のすべてのユーザーに表示されるようにします。

接続名

接続に名前を付けるのに使用するテキストです。F3 キーを押して、選択可能な値のリストを表示します。 仮想プライベート ネットワーク接続を仮想プライベートネットワークの基本設定項目にインポートできます。参照ボタン [(...)] をクリックして、現在のコンピューターからの仮想プライベート ネットワーク接続の一覧を表示します。

IP アドレスまたは DNS 名

リモート コンピューターの IP アドレスを入力します。または、[DNS 名を使用] ボックスを選択して、リモート コンピューターの完全修飾ドメイン名を入力します。

IPv6 アドレスはサポートされていません。

別の接続に最初にダイヤルする

仮想プライベート ネットワークに接続する前にこの接続によって確立されたダイヤルアップ ネットワーク接続の名前を入力します。

接続時に通知領域にアイコンを表示する

接続時に、アニメーションのアイコンを通知領域に表示します。

[オプション] タブ

[オプション] タブで、[VPN 接続] 基本設定項目のダイヤルおよびリダイヤルのオプションを選択します。

[セキュリティ] タブ

[セキュリティ] タブには、[VPN 接続] 基本設定項目に関連する [標準] および [詳細設定] セキュリティ設定が用意されています。これらの設定を使用して、パスワード セキュリティ、データの暗号化、認証プロトコルを決定します。

[ネットワーク] タブ

[ネットワーク] タブで、VPN 接続の設定項目のダイヤルおよびリダイヤルのオプションを選択します。

その他の考慮事項

  • ダイヤルアップ接続および VPN 接続の基本設定項目は、サーバー コアがインストールされた Windows Server® 2008 R2 と Windows Server 2008 のオペレーティング システムではサポートされません。

  • 項目レベルの対象指定を使用して、基本設定項目の範囲を変更できます。

  • 基本設定項目は、ドメイン ベースの GPO でのみ使用可能です。

その他の参照情報


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