[ログ記録] ページ

[バイナリ]

バイナリ集中ログ形式を使用するように IIS を構成します。IIS は、この形式を使用して、Web サーバー上の全サイトに対して 1 つのログ ファイルを作成します。すべてのサイトが、要求ヒット ログ情報を、フォーマットされていないバイナリ データとしてこのログ ファイルに書き込みます。この方法は、貴重なメモリや CPU リソースの消費を抑えることができるため、複数の Web サーバーで多くのサイトをホストしているか、またはトラフィック量が多い ISP 環境に適しています。

	注
	このログ ファイル形式からデータを抽出するには、Log Parser 2.2 などのツールを使用する必要があります。

[W3C]

サーバー上のすべてのサイトに関する情報を記録するのに、集中 W3C ログ ファイル形式を使用するように IIS を構成します。この形式は HTTP.sys によって処理され、カスタマイズ可能な ASCII テキストベース形式です。つまり、記録するフィールドを指定できます。[ログ記録] ページの [フィールドの選択] をクリックし、[W3C ログ記録フィールド] ダイアログ ボックスで、記録するフィールドを指定します。フィールドはスペースで区切られ、時刻は協定世界時 (UTC) で記録されます。

[IIS]

Microsoft IIS ログ ファイル形式を使用して 1 つのサイトに関する情報を記録するように IIS を構成します。この形式は HTTP.sys によって処理される、固定の ASCII テキストベース形式です。つまり、記録されるフィールドをカスタマイズできません。フィールドはコンマで区切られ、時刻は現地時間で記録されます。

IIS ログ ファイル形式を使用したときに記録されるフィールドを次の一覧に示します。

• Client IP address
  
  
• User name
  
  
• Date
  
  
• Time
  
  
• Service and instance
  
  
• Server name
  
  
• Server IP address
  
  
• Time taken
  
  
• Client bytes sent
  
  
• Server bytes sent
  
  
• Service status code (値が 200 で、要求が正常に処理されたことを示します。)
  
  
• Windows status code (値が 0 で、要求が正常に処理されたことを示します。)
  
  
• Request type
  
  
• Target of operation
  
  
• Parameters (スクリプトに渡されるパラメーター)
  
  

すべてのフィールドにデータが格納されるわけではありません。フィールドにデータが含まれていない場合、ハイフン (-) がプレースホルダーとして表示されます。フィールドに印刷できない文字が含まれる場合、HTTP.sys は、これらをプラス記号 (+) に置き換えて、ログ ファイル形式を保持します。

[NCSA]

サイトに関する情報を記録するのに NCSA (National Center for Supercomputing Applications) 共通ログ ファイル形式を使用するように IIS を構成します。この形式は HTTP.sys によって処理される、固定の ASCII テキストベース形式です。つまり、記録されるフィールドをカスタマイズできません。フィールドはスペースで区切られ、時刻は、協定世界時 (UTC) と現地時間とのオフセットで記録されます。

NCSA 共通ログ ファイル形式を使用したときに記録されるフィールドを次の一覧に示します。

• Remote host address
  
  
• Remote log name (この値は常にハイフンです。)
  
  
• User name
  
  
• Date, time, and UTC offset
  
  
• Request and protocol version
  
  
• Service status code (値が 200 で、要求が正常に処理されたことを示します。)
  
  
• Bytes sent
  
  

すべてのフィールドにデータが格納されるわけではありません。フィールドにデータが含まれていない場合、ハイフン (-) がプレースホルダーとして表示されます。フィールドに印刷できない文字が含まれる場合、HTTP.sys は、これらをプラス記号 (+) に置き換えて、ログ ファイル形式を保持します。

[W3C]

W3C 拡張ログ ファイル形式を使用して、サイトに関する情報を記録するように IIS を構成します。この形式は HTTP.sys によって処理され、カスタマイズ可能な ASCII テキストベース形式です。つまり、記録するフィールドを指定できます。[ログ記録] ページの [フィールドの選択] をクリックし、[W3C ログ記録フィールド] ダイアログ ボックスで、記録するフィールドを指定します。フィールドはスペースで区切られ、時刻は協定世界時 (UTC) で記録されます。

[カスタム]

カスタム ログ モジュール用のカスタム形式を作成するように IIS を構成します。このオプションを選択すると、IIS マネージャーでカスタム ログ記録を構成することはできないため、[ログの記録] ページは無効になります。