[既定のドキュメント] 機能ページは、既定のドキュメントの一覧を構成するときに使用します。ユーザーがドキュメント名を指定せずに (たとえば、http://www.contoso.com/Default.htm ではなく http://www.contoso.com/ を要求するなどで) サイトやアプリケーションにアクセスした場合に、Default.htm などの既定のドキュメントが提供されるように IIS を構成できます。IIS は、一覧内で、ディレクトリ内のファイル名に一致する最初の既定のドキュメントを返します。

パフォーマンスを向上させるには、一覧内の最初の既定のドキュメントがディスクに存在することと、それが一覧内の最初のファイル名になっていることを確認します。

UI 要素の一覧

次の表で、機能ページと [操作] ウィンドウで使用できる UI 要素について説明します。

機能ページの要素

要素名説明

[名前]

既定のドキュメントとして追加されるファイル名を表示します。

[エントリの種類]

ローカルの項目か継承された項目かが表示されます。ローカルの項目は現在の構成ファイルから読み取られ、継承された項目は上位の構成ファイルから読み取られます。

[操作] ウィンドウの要素

要素名説明

[追加]

ファイル名を既定のドキュメントの一覧に追加できる [既定のドキュメントを追加] ダイアログ ボックスを開きます。

[削除]

機能ページの一覧から選択された項目を削除します。

[上に移動]

選択された項目を一覧内の上方向に移動します。

一覧内の項目の順序が下位レベルで並べ替えられると、それ以降は下位の設定が上位レベルの設定 (上位レベルの一覧に追加された項目または一覧から削除された項目を含む) を継承しなくなります。上位レベルからの設定を継承する場合は、[操作] ウィンドウで [継承元に戻す] 操作を使用して、下位レベルでのすべての変更を元に戻す必要があります。

[下に移動]

選択された項目を一覧内の下方向に移動します。

一覧内の項目の順序が下位レベルで並べ替えられると、それ以降は下位の設定が上位レベルの設定 (上位レベルの一覧に追加された項目または一覧から削除された項目を含む) を継承しなくなります。上位レベルからの設定を継承する場合は、[操作] ウィンドウで [継承元に戻す] 操作を使用して、下位レベルでのすべての変更を元に戻す必要があります。

[無効にする]

[既定のドキュメント] 機能を無効にします。既定のドキュメントが無効の場合に、ユーザーがドキュメント名を指定せずにサイトまたはアプリケーションにアクセスすると、Web サーバーがどのファイルを提供するべきかを判断できないので、クライアント ブラウザーに "403 許可されていません" エラーが表示され、クライアントはディレクトリの内容を表示できません。

[既定のドキュメント] が無効になっていても、[ディレクトリの参照] が有効であれば、クライアント ブラウザーには "403 許可されていません" エラーではなく、ディレクトリの一覧が返されます。

[有効にする]

[既定のドキュメント] 機能を有効にします。

[継承元に戻す]

上位の構成から設定を継承する機能を元に戻します。この操作では、この機能の一覧の項目を含むローカル構成設定が削除されます。この操作はサーバー レベルでは実行できません。

関連項目


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