ネットワーク アクセス保護 (NAP) は、Windows Server® 2008 オペレーティング システムで最も期待の大きかった機能の 1 つです。NAP は、クライアントの ID、クライアントが属するグループ、およびコーポレート ガバナンス ポリシーにクライアントがどの程度準拠しているかに基づいて、ネットワーク管理者がネットワーク アクセスのレベルを定義できる新しいプラットフォームです。クライアントが準拠していない場合、NAP はクライアントを自動的に準拠させ、ネットワーク アクセスのレベルを動的に上げるメカニズム (修復と呼ばれるプロセス) を提供します。NAP は Windows® 7、Windows Vista®、Windows® XP Service Pack 3 (SP3)、Windows Server 2008、および Windows Server® 2008 R2 でサポートされています。
 | 注 |
Windows 7 を実行する NAP クライアント コンピューターでは、NAP は [アクション センター] に統合されています。NAP クライアント コンピューターがネットワークの正常性ポリシーに準拠していないことが判明した場合は、[セキュリティ] の [ネットワーク アクセス保護] カテゴリを確認すると詳細な情報を取得できます。正常性の要件に準拠している NAP クライアント コンピューターおよび NAP エージェント サービスを実行していないコンピューターでは [アクション センター] に NAP 情報は表示されません。 |
また、NAP は開発者およびベンダーが製品を統合するため、および NAP の正常性状態の確認、アクセス強制、現行の準拠性評価を活用するために使用できるアプリケーション プログラミング インターフェイス (API) を備えています。NAP API の詳細については、ネットワーク アクセス保護に関するページ (英語の可能性あり) (