データ コレクター セットは、未処理ログ データ ファイルおよび任意のレポート ファイルを作成します。データ管理を使用すると、ログ データ、レポート、および圧縮されたデータを保存する方法を各データ コレクター セットに対して構成できます。
ローカルの Performance Log Users または Administrators グループ、またはそれと同等のメンバーシップが、この手順を実行するために最低限必要なメンバーシップです。
注 | |
「Performance Log Users グループのメンバーに対してログの記録を有効にする」で説明しているように、Performance Log Users グループに [バッチ ユーザーとしてログオン] ユーザー権利を割り当てる必要があります。 |
注 | |
別のユーザーとしてデータ コレクター セットを実行するように構成すると、データ コレクター セットのプロパティを変更するたびに、ユーザー名とパスワードの入力を求めるメッセージが表示されます。 |
データ コレクター セットのデータ管理を構成するには |
Windows パフォーマンス モニターで、[データ コレクター セット] を展開し、[ユーザー定義] をクリックします。
コンソール ウィンドウで、構成するデータ コレクター セットの名前を右クリックし、[データ マネージャー] をクリックします。
[データ マネージャー] タブで、既定値をそのまま使用することも、データの保持ポリシーに従って値を変更することもできます。各オプションの詳細については、この後の表を参照してください。
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[ディスクの最小空き領域] または [最大のフォルダー] を選択した場合は、制限に達すると、[リソース ポリシー] ([最も大きいものを削除] または [最も古いものを削除]) に従って以前のデータが削除されます。
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[ポリシー適用後にデータ コレクター セットを開始する] を選択すると、データ コレクター セットで次のログ ファイルが作成される前に、選択した内容に従って以前のデータが削除されます。
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[ルート パスの最大サイズ] を選択した場合は、ルート ログ フォルダーのサイズ制限に達すると、選択した内容に従って以前のデータが削除されます。
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[ディスクの最小空き領域] または [最大のフォルダー] を選択した場合は、制限に達すると、[リソース ポリシー] ([最も大きいものを削除] または [最も古いものを削除]) に従って以前のデータが削除されます。
[操作] タブをクリックします。既定値をそのまま使用することも、値を変更することもできます。各オプションの詳細については、この後の表を参照してください。
注 フォルダーの操作を使用すると、データを完全に削除する前にアーカイブする方法を選択できます。これらのフォルダーの操作の規則に従ってすべてのデータを管理する場合は、データ マネージャーの制限を無効にすることができます。
変更が完了したら、[OK] をクリックします。
データ マネージャーのプロパティ
オプション | 定義 |
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ディスクの最小空き領域 |
ログ データを保存するときにドライブ上に必要なディスク領域。選択した場合、制限に達すると、選択したリソース ポリシーに従って以前のデータが削除されます。 |
最大のフォルダー |
データ コレクター セットのデータ ディレクトリに格納できるサブフォルダーの数。選択した場合、制限に達すると、選択したリソース ポリシーに従って以前のデータが削除されます。 |
リソース ポリシー |
制限に達した場合に、最も古いログ ファイルまたはディレクトリを削除するか、それとも最も大きいログ ファイルまたはディレクトリを削除するかを指定します。 |
ルート パスの最大サイズ |
データ コレクター セットのデータ ディレクトリの最大サイズ (すべてのサブフォルダーを含む)。選択した場合、この最大パス サイズはディスクの最小空き領域および最大のフォルダーの制限よりも優先され、制限に達すると、選択したリソース ポリシーに従って以前のデータが削除されます。 |
操作のプロパティ
オプション | 定義 |
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期間 |
データ ファイルを保持する日数または週数。値が 0 の場合、この基準は使用されません。 |
サイズ |
ログ データを保存するフォルダーのサイズ (MB)。値が 0 の場合、この基準は使用されません。 |
Cab |
アーカイブ ファイル形式のキャビネット ファイル。CAB ファイルは未処理ログ データから作成でき、その後必要なときに展開できます。期間またはサイズの基準に基づいて、実行する操作 (作成または削除) を選択します。 |
データ |
データ コレクター セットによって収集された未処理ログ データ。CAB ファイルを作成した後、元のデータのバックアップを保持して、ディスク領域を節約するためにログ データを削除できます。 |
レポート |
Windows パフォーマンス モニターによって未処理ログ データから生成されたレポート ファイル。レポート ファイルは、未処理データまたは CAB ファイルを削除した後も保持できます。 |
その他の考慮事項
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Windows パフォーマンス モニターを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[検索の開始] ボックス内をクリックして「perfmon」と入力し、Enter キーを押します。