SAN 用記憶域マネージャーには LUN の割り当てウィザードがあります。このウィザードを使用して、論理ユニット番号 (LUN) をサーバーまたはクラスターに割り当てることができます。

注意

論理ユニット番号 (LUN) の割り当て先となるサーバー上で 2 つ以上のファイバー チャネル ポートまたは iSCSI イニシエーター アダプターが有効になっており、サーバーがマルチパス I/O を使用するように構成されていない場合、データの破損が発生する可能性があります。マルチパス I/O の詳細については、「マルチパス I/O (MPIO) のサポート」を参照してください。

注意

LUN をクラスターに割り当てる場合は、クラスターが正しく設定されていることを確認します。正しく設定されていない場合、データが損失するおそれがあります。詳細については、「SAN 用記憶域マネージャーでサーバー クラスターを定義する」を参照してください。

この操作を正常に行うには、少なくともローカルAdministrators グループ、またはそれと同等の権限を持つグループのメンバーである必要があります。 適切なアカウントおよびグループ メンバーシップの使用の詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=83477 (英語の可能性あり) をご確認ください。

LUN を割り当てるには
  1. コンソール ツリーで、[LUN の管理] をクリックします。

  2. 結果ウィンドウで、割り当てる LUN を選択します。

  3. [操作] ウィンドウで、[LUN の割り当て] をクリックします。

  4. LUN の割り当てウィザードの各ページの手順に従ってください。

その他の考慮事項

  • LUN をサーバーまたはクラスターに割り当てる前に、LUN にアクセスする各サーバーで接続を構成する必要があります。それには、「サーバー接続を管理する」の手順に従います。

  • 割り当てる LUN が iSCSI サブシステムにある場合、この LUN を iSCSI ターゲットに割り当てる必要があります。サーバーまたはクラスターが LUN にアクセスできるのは、そのサーバーまたはクラスターの iSCSI イニシエーターが iSCSI ターゲットにログオンしている場合のみです。iSCSI ターゲットの詳細については、「iSCSI ターゲットを管理する」を参照してください。

  • 割り当てる LUN にボリュームが作成されていない場合は、その LUN に関連するディスクが割り当て先のサーバーに表示されます。ただし、このとき、このディスクはオフラインになります。そのディスクにパーティションまたはボリュームを作成するには、ディスクの管理または DiskPart を使用してディスクをオンラインにする必要があります。ディスクをオンラインにする方法については、以下を参照してください。

  • LUN の割り当てウィザードを使用して、サーバーまたはクラスターに現在割り当てられている LUN を再割り当てすることができます。再割り当てを実行すると、現在の割り当てが失われます。

  • サーバーまたはクラスターに対して LUN を一時的に非表示にするには、LUN の割り当てを解除します。[LUN の管理] で、割り当てを解除する LUN を選択します。[操作] ウィンドウで、[LUN の割り当て解除] をクリックします。後から LUN の割り当てを再度実行することができます。

その他の参照情報