ここでは、共有と記憶域の管理を使用しているときによく発生する問題のいくつかを紹介します。トラブルシューティングに関する詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=94430 (英語の可能性あり) を参照してください。

どのような問題がありますか。

記憶域の準備ウィザードの [このサーバーで利用可能な 1 つ以上のディスク] オプションが使用できません。
  • 原因:  サーバー上の使用可能などのディスクにも、未割り当ての領域が残っていません。

  • 解決方法:  ディスクの管理を使用して、サーバー上の使用可能なディスクの 1 つに空き領域を作成するか、新しいディスクをインストールします。

記憶域の準備ウィザードの [記憶域サブシステム] オプションが使用できません。
  • 原因:  次の原因が考えられます。

    • 仮想ディスク サービス (VDS) をサポートするディスク記憶域サブシステムがサーバーに接続されていないか、ディスク記憶域サブシステム用の VDS ハードウェア プロバイダーがインストールされていません。

    • サーバーに接続されているどのサブシステムにも、使用可能な記憶領域がありません。

  • 解決方法:  各ディスク記憶域サブシステムの製造元に問い合わせ、その記憶域サブシステムで VDS がサポートされているかどうかを確認します。VDS がサポートされている場合は、そのサブシステム用の VDS ハードウェア プロバイダーをインストールします。最後に、サーバーに接続されているサブシステムのうち少なくとも 1 つのサブシステムに、使用可能な記憶領域があることを確認します。

共有フォルダーに対するアクセス許可を変更できません。
  • 原因:  C$ や ADMIN$ など、管理用として共有されているフォルダーやファイルのアクセス許可を変更しようとしています。

  • 解決方法:  共有フォルダーの準備ウィザードを使用して、同じフォルダーまたはボリュームに対する新しい共有リソースを作成し、アクセス許可を割り当てます。

システム ボリュームでもブート ボリュームでもないボリュームですが、フォーマットできません。
  • 原因:  ボリュームにドライブ文字が割り当てられていません。

  • 解決方法:  ディスクの管理を使用して、ボリュームにドライブ文字を割り当てます。

記憶域の準備ウィザードの [サーバー アクセス] ページに、サーバーが一覧表示されません。
  • 原因:  SAN 用記憶域マネージャーを使用してサーバー接続を構成していません。

  • 解決方法:  SAN 用記憶域マネージャーを使用して、サーバー接続を構成します。詳細については、サーバー接続の管理に関するページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=94431 (英語の可能性あり)) を参照してください。

    SAN 用記憶域マネージャーは任意選択機能であるため、既定ではインストールされません。SAN 用記憶域マネージャーがインストールされていない場合は、サーバー マネージャーの [機能] ノードで [機能の追加] をクリックしてインストールできます。

共有と記憶域の管理を使用してリモート コンピューターに接続できません。
  • 原因:  ローカル コンピューターまたはリモート コンピューターで、[リモート ボリューム管理] 例外が有効になっていません。

  • 解決方法:  ローカル コンピューターとリモート コンピューターの両方で、[コントロール パネル] の [Windows ファイアウォール] を使用して [リモート ボリューム管理] 例外を有効にします。

ディスク上に使用可能な未割り当ての領域があるにもかかわらず、ボリュームを拡張できません。
  • 原因: 未割り当てのディスク領域がある場所が、拡張するボリュームのすぐ後ろではありません。

  • 解決方法: ディスクの管理を使用して、別のディスク上にボリュームを拡張します。

共有フォルダーの準備ウィザードを使用して新しい共有ボリュームを作成するときに、[共有プロトコル] ページで NFS プロトコルを選択できません。
  • 原因: NFS (Network File System) 用サービスがインストールされていません。

  • 解決方法: サーバー マネージャーを使用して、NFS (Network File System) 用サービスの役割サービスをインストールします。

その他の参照情報