デバイスとリソースのリダイレクト、いくつかのユーザー表示設定など、RemoteApp の一般的なリモート デスクトップ プロトコル (RDP) 設定を指定できます。これらの設定は、ユーザーが RD Web アクセスを通じて RemoteApp プログラムに接続するとき、または既存の RemoteApp プログラムから .rdp ファイルまたは Windows インストーラー パッケージを作成するときに適用されます。
この手順を実行するには、構成しようとしている RD セッション ホストにおいて、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。 適切なアカウントおよびグループ メンバーシップの使用の詳細については、
 | 一般的な RDP 設定を構成するには |
RD セッション ホスト サーバーで、RemoteApp マネージャーを開きます。RemoteApp マネージャーを開くには、[スタート] ボタン、[管理ツール]、[リモート デスクトップ サービス]、[RemoteApp マネージャー] の順にクリックします。
RemoteApp マネージャーの [概要] ウィンドウで、[RDP 設定] の横にある [変更] をクリックします。
[デバイスとリソース] で、クライアント コンピューター上のデバイスとリソースのうち、リモート セッションで使用可能にするものを構成します。
[ユーザー エクスペリエンス] で、フォントを滑らかにする機能を有効にするかどうかと、必要な色深度を選択します。
リモート デスクトップへの接続時に、使用可能なすべてのクライアント モニターを使用するかどうかを選択できます。この設定は、ユーザーが RD Web アクセスを通じて RD セッション ホストへの完全なデスクトップ セッションに接続している場合にのみ適用されます。RemoteApp プログラムへの接続では、使用可能なすべてのクライアント モニターの使用が常に試行されます。
注 RD Web アクセスを通じた RD セッション ホストへの完全なデスクトップ セッションへのリンクを提供するには、[RD セッション ホスト サーバー] タブの [リモート デスクトップ アクセス] で、[RD Web アクセスでこの RD セッション ホスト サーバーへのリモート デスクトップ接続を表示する] チェック ボックスをオンにします。
入力し終えたら、[適用] をクリックします。
注 オーディオのリダイレクトなど、その他の RDP 設定を構成するには、[カスタム RDP 設定] タブをクリックします。詳細については、「カスタム RDP 設定を構成する」を参照してください。
[RemoteApp の展開設定] ダイアログ ボックスを閉じるには、[OK] をクリックします。
| 注 |
デジタル署名を使用して .rdp に署名しない場合や、クライアントが認識しないデジタル署名 (プライベートな証明機関から取得した証明書など) を使用して .rdp ファイルを署名した場合は、RemoteApp マネージャーで指定したいくつかのリダイレクト設定がクライアントによって上書きされることがあります。たとえば、[一般的な RDP 設定] タブですべてのリダイレクト設定を有効にし、ユーザーが署名されていない .rdp ファイルに接続すると、ディスク ドライブおよびサポートされているプラグ アンド プレイ デバイスは自動的にリダイレクトされません。これらのデバイスとリソースは、接続を試みたときに表示される [RemoteApp] 警告 ダイアログ ボックスで、ユーザーがこれらのリダイレクト設定を有効にした場合にだけリダイレクトされます。この既定の動作により、セキュリティ上の脆弱性の可能性が減ります ([カスタム RDP 設定] タブでシリアル ポートのリダイレクトを有効にした場合も同じ動作が行われます)。 |
リモート デスクトップ サービスの RDP 設定の詳細については、リモート デスクトップ サービスのテクニカル リファレンス (英語の可能性あり)(