RemoteApp 接続に対し、オーディオのリダイレクトなど独自のリモート デスクトップ プロトコル (RDP) 設定を指定できます。これらの設定は、ユーザーが RD Web アクセスを通じて RemoteApp プログラムに接続するとき、または既存の RemoteApp プログラムから .rdp ファイルまたは Windows インストーラー パッケージを作成するときに適用されます。
この手順を実行するには、構成しようとしている RD セッション ホストにおいて、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。 適切なアカウントおよびグループ メンバーシップの使用の詳細については、
カスタム RDP 設定を指定するには |
RD セッション ホスト サーバーで、RemoteApp マネージャーを開きます。RemoteApp マネージャーを開くには、[スタート] ボタン、[管理ツール]、[リモート デスクトップ サービス]、[RemoteApp マネージャー] の順にクリックします。
RemoteApp マネージャーの [概要] ウィンドウで、[RDP 設定] の横にある [変更] をクリックします。
[カスタム RDP 設定] タブで、使用するカスタム RDP 設定を [カスタム RDP 設定] ボックスに入力またはコピーします。
注 認証レベルの RDP 設定は、Windows Server 2008 R2 の既定では [カスタム RDP 設定] ボックスに追加されています。
既存の .rdp ファイルから設定をコピーするには、メモ帳などのテキスト エディターでファイルを開き、目的の設定をコピーします。
重要 RemoteApp マネージャーのグローバル展開設定で使用できる設定を上書きすることはできません。これには、RD ゲートウェイ サーバーの設定や一般的な RDP 設定などがあります。上書きすると、[適用] をクリックしたときに、これらの設定を削除するよう求めるメッセージが表示されます。
.rdp ファイルを作成してそこから設定をコピーするには、以下の手順を実行します。
- リモート デスクトップ接続クライアントを開き、[オプション] をクリックします。
- オーディオのリダイレクトなど、必要な設定を構成します。
- 構成が終了したら、[全般] タブの [名前を付けて保存] をクリックし、.rdp ファイルを保存します。
- .rdp ファイルをメモ帳で開き、目的の設定を [カスタム RDP 設定] タブの [カスタム RDP 設定] ボックスにコピーします。
- リモート デスクトップ接続クライアントを開き、[オプション] をクリックします。
必要な設定の追加が完了したら、[適用] をクリックします。
[カスタム RDP 設定のエラー] ダイアログ ボックスが表示されたら、以下の操作を実行します。
- [削除] をクリックして、有効でない設定や上書きできない設定を自動的に削除するか、[OK] をクリックして設定を手動で削除します。
- 設定を削除したら、再度 [適用] をクリックします。
- [削除] をクリックして、有効でない設定や上書きできない設定を自動的に削除するか、[OK] をクリックして設定を手動で削除します。
[RemoteApp の展開設定] ダイアログ ボックスを閉じるには、[OK] をクリックします。
リモート デスクトップ サービスの RDP 設定の詳細については、リモート デスクトップ サービスのテクニカル リファレンス (英語の可能性あり)(