ユーザーが RemoteApp とデスクトップ接続へアクセスできるようにするには、ユーザーに表示される RemoteApp プログラムと仮想デスクトップを提供するソースを指定するように、RD Web アクセスを構成する必要があります。次のいずれかを使用するように RD Web アクセスを構成できます。

  • リモート デスクトップ接続ブローカー (RD 接続ブローカー) サーバー

  • RemoteApp ソース

RD 接続ブローカー サーバーは、RD 仮想化ホスト サーバーでホストされている仮想デスクトップへのアクセスと、リモート デスクトップ セッション ホスト (RD セッション ホスト) サーバーでホストされている RemoteApp プログラムへのアクセスを、ユーザーに提供します。RD 接続ブローカー サーバーを構成するには、リモート デスクトップ接続マネージャー ツールを使用します。詳細については、Windows Server 2008 R2 のリモート デスクトップ接続マネージャーのヘルプを参照してください。 RemoteApp とデスクトップ接続の詳細については、Windows Server 2008 R2 TechCenter のリモート デスクトップ サービスに関するページ (英語の可能性あり)(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=143108) を参照してください。

RemoteApp ソースとは、RemoteApp プログラムが構成されている、個々の RD セッション ホスト サーバーまたは同一構成の RD セッション ホスト サーバーのファームです。RemoteApp ソースは複数指定できます。RD セッション ホスト サーバー上の RemoteApp プログラムを構成するには、RemoteApp マネージャーを使用します。詳細については、「RemoteApp マネージャー」を参照してください。

この手順を実行するためには、RD Web アクセス サーバー上のローカルの Administrator アカウント、または RD Web アクセス サーバー上で TS Web Access Administrators グループのメンバーになっているアカウントを使用して、ログオンする必要があります。 適切なアカウントおよびグループ メンバーシップの使用の詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=83477 (英語の可能性あり) をご確認ください。

RemoteApp とデスクトップ接続のソースを指定するには
  1. RD Web アクセス Web サイトに接続します。そのためには、次のいずれかの方法を実行します。

    • RD Web アクセス サーバーで、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール]、[リモート デスクトップ サービス] の順にポイントして、[リモート デスクトップ Web アクセスの構成] をクリックします。

    • Internet Explorer を使用して RD Web アクセス Web サイトに接続します。既定では、Web サイトは次のアドレスにあります。サーバー名は RD Web アクセス サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) です。

      https://サーバー名/rdweb

  2. RD Web アクセス サーバー上のローカルの Administrator アカウント、または RD Web アクセス サーバー上で TS Web Access Administrators グループのメンバーになっているアカウントを使用して、サイトにログオンします。

  3. タイトル バーで [構成] をクリックします。

    [リモート デスクトップ Web アクセスの構成] オプションを使用して RD Web アクセス Web サイトにアクセスすると、[構成] ページが自動的に開きます。

  4. [RD 接続ブローカー サーバー] または [1 つまたは複数の RemoteApp ソース] を選択します。

    [RD 接続ブローカー サーバー] を選択した場合は、[ソース名] ボックスに、RD 接続ブローカーの NetBIOS 名または FQDN を入力します。

    [1 つまたは複数の RemoteApp ソース] を選択した場合は、[ソース名] ボックスに、RemoteApp ソースの NetBIOS 名または FQDN を入力します。RD セッション ホスト サーバー ファームを RemoteApp ソースとして使用している場合は、ファームの DNS 名を指定します。複数の RemoteApp ソースを指定する場合は、名前をセミコロンで区切ります。

  5. [OK] をクリックして変更を保存します。

[1 つまたは複数の RemoteApp ソース] を選択した場合は、接続名と接続 ID も指定する必要があります。接続名は、RD Web アクセス サーバーがユーザーに提供する RemoteApp とデスクトップ接続を識別するために使用されます。接続名と接続 ID を指定するには、RD Web アクセス サーバーで、メモ帳などのテキスト エディタを使用して %windir%\Web\RDWeb\App_Data\RDWebAccess.config ファイルを開きます。

[RD 接続ブローカー サーバー] を選択した場合は、RD 接続ブローカー サーバーでリモート デスクトップ接続マネージャーを使用して接続名と接続 ID を指定する必要があります。詳細については、Windows Server 2008 R2 のリモート デスクトップ接続マネージャーのヘルプを参照してください。


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