リモート デスクトップ セッション ホストの構成には、ライセンス診断ツールが含まれています。ライセンス診断は、リモート デスクトップ セッション ホスト (RD セッション ホスト) サーバーで発生する可能性があるライセンスの問題を特定するのに役立つ情報を提供します。

RD セッション ホスト サーバーに接続する各ユーザーまたはコンピューティング デバイスには、リモート デスクトップ ライセンス サーバーから発行された有効なリモート デスクトップ サービス クライアント アクセス ライセンス (RDS CAL) が必要です。

RD セッション ホスト サーバーは、RD セッション ホスト サーバーに接続しようとするユーザーまたはコンピューティング デバイスの RDS CAL を要求するために、リモート デスクトップ ライセンス サーバーにアクセスできる必要があります。

ライセンス診断は、RD セッション ホスト サーバーが検出可能なライセンス サーバーを特定し、そのライセンス サーバーが、RD セッション ホスト サーバーに接続しようとしているユーザーまたはコンピューティング デバイスに発行可能な RDS CAL を持っているかどうかを確認することを主な目的としています。また、ライセンス診断では、発生する可能性があるライセンス上の問題が検出され、それらの問題の推奨解決方法が示されます。

ライセンス診断ツールを実行するには、次の手順を実行します。

この手順を実行するには、構成しようとしている RD セッション ホストにおいて、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。 適切なアカウントおよびグループ メンバーシップの使用の詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=83477 (英語の可能性あり) をご確認ください。

ライセンス診断ツールを実行するには
  1. RD セッション ホスト サーバーで、リモート デスクトップ セッション ホストの構成を開きます。リモート デスクトップ セッション ホストの構成を開くには、[スタート] ボタンをクリックして [管理ツール]、[リモート デスクトップ サービス] の順にポイントし、[リモート デスクトップ セッション ホストの構成] をクリックします。

  2. 左側のウィンドウで、[ライセンス診断] をクリックします。ライセンス診断が自動的に実行され、RD セッション ホスト サーバーを使用するために構成されたライセンス サーバーが検出されます。次に、ライセンス構成の問題が検出され、結果が表示されます。

ライセンス診断は、主に次の 4 つの部分に分かれています。

  • [リモート デスクトップ セッション ホスト サーバーの構成の詳細] には、RD セッション ホスト サーバーに指定されたライセンス モードを含めた、RD セッション ホスト サーバーに関する構成情報が表示されます。

  • [ライセンス診断情報] には、検出されたライセンス上の問題とその推奨解決方法が表示されます。

  • [ターミナル サービス ライセンス サーバー情報] には、RD セッション ホスト サーバーを使用するよう構成されているライセンス サーバーが表示されます。

  • [ライセンス サーバーの構成の詳細] には、そのライセンス サーバーにインストールされ使用可能な RDS CAL の種類とバージョンなど、ライセンス サーバーに関する構成情報が表示されます。

ログオンに使用したアカウントが管理者特権を持っている場合にのみ、そのライセンス サーバーの構成詳細を表示することができます。使用しているアカウントがライセンス サーバーの管理者特権を持っていない場合は、ライセンス診断ツールの [資格情報の入力] を使用して、ライセンス サーバーの管理者特権を含む資格情報を入力することができます。

重要

Windows 2000 または Windows Server 2003 のライセンス サーバーの構成詳細を表示するには、ライセンス サーバー上のローカルのビルトイン Administrator アカウントの資格情報が必要になります。アカウントがライセンス サーバーの管理者特権を持っている場合でも、他のアカウントの資格情報では構成詳細を表示できません。

RD ライセンスの詳細については、Windows Server 2008 R2 TechCenter のリモート デスクトップ サービスに関するページ (英語の可能性あり)(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=140434) を参照してください。


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