[PXE 応答] タブの設定では、Windows 展開サービスで応答するクライアント、不明なクライアントに応答する場合の動作、クライアントに応答するまでの時間を指定します。このタブを表示するには、MMC スナップインでサーバーを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

オプション説明

PXE 応答ポリシー

クライアント コンピューターから受信する PXE (Pre-Boot Execution Environment) 要求に対して Windows 展開サービス サーバーが応答する方法を、次のオプションで指定します。詳細については、クライアント コンピューターの事前登録に関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=131987) を参照してください。

  • [クライアント コンピューターには応答しない] : このオプションは、Windows 展開サービスと DHCP が別々のサーバー上で動作している場合にのみ、効果があります。その理由は、Windows 展開サービス サーバーが応答しなくても DHCP が応答するためです。[DHCP] タブで DHCP オプション 60 を無効にすると、この問題を回避できることがあります。

  • [既知のクライアント コンピューターのみに応答する] : Active Directory ドメイン サービスにクライアントを事前登録している場合に選択します。このオプションを選択すると、事前登録されていない (不明な) クライアントは、Windows 展開サービス サーバーからの応答による PXE ブートができません。

  • すべて (既知および不明) のクライアント コンピューターに応答する] : Windows 展開サービス サーバーからの応答による PXE ブートをすべてのクライアントに許可するには、このオプションを選択します。[不明なコンピューターについては、管理者の承認を要求する] チェック ボックスは、自動追加ポリシーと呼ばれるオプションです。新しいクライアントに PXE ブートを許可する前に MMC スナップインの [保留中デバイス] ノードで承認を与えるようにする場合に選択します。このオプションの詳細については、「自動追加ポリシーを構成する」を参照してください。

PXE 応答待ち時間

ネットワーク上のクライアントにサーバーが応答するまでの時間を調整するには、この設定を使用します。ここでは、PXE サーバーが他の PXE サーバーの応答を待機する時間を設定します。ネットワーク上に優先順位の高い PXE レスポンダーが他にある場合や、ネットワークの PXE 応答待ち時間を増やす必要がある場合を除いて、この設定はゼロ (既定値) のままにしてください。


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