別のウィンドウの対話型の表に出力を送信します。

構文

Out-GridView [-InputObject <psobject>] [-Title <string>] [<CommonParameters>]

説明

Out-GridView コマンドレットによりコマンドからの出力がグリッド ビュー ウィンドウに送信され、出力が対話型の表に表示されます。この機能には、Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1 が必要です。

表の次の機能を使用して、データを調べることができます。

-- 列の非表示、表示、および並べ替え。列の表示/非表示の切り替えや並べ替えを行うには、列ヘッダーを右クリックし、[列の選択] をクリックします。

-- 並べ替え。データを並べ替えるには、列ヘッダーをクリックします。もう一度クリックすると、昇順から降順に切り替えることができます。

-- クイック フィルター。テーブル内のテキストを検索するには、ウィンドウ上部の [フィルター] ボックスを使用します。特定の列のテキストを検索したり、リテラルや複数の語を検索したりすることができます。

-- 基準フィルター。データをフィルター処理する規則を作成するには、[抽出条件の追加] ドロップダウン メニューを使用します。これは、イベント ログなどの非常に大きなデータ セットに特に役立ちます。

-- コピーおよび貼り付け。Out-GridView からデータを行単位でコピーするには、Ctrl キーを押しながら C (コピー) キーを押します。任意のテキスト エディターまたはスプレッドシート プログラムにデータを貼り付けることができます。

これらの機能の使用手順については、「get-help out-gridview -full」と入力し、「注」セクションの「グリッド ビュー ウィンドウの機能の使用方法」を参照してください。

パラメーター

-InputObject <psobject>

Out-GridView の入力を受け入れます。

InputObject パラメーターを使用して複数のオブジェクトのコレクションを Out-GridView に送ると、Out-GridView はこのコレクションを 1 つのコレクション オブジェクトとして扱い、そのコレクションを表す 1 つの行を表示します。コレクション内の各オブジェクトを表示するには、パイプライン演算子 (|) を使用してオブジェクトを Out-GridView に送ります。

必須

false

位置

named

既定値

パイプライン入力を許可する

true (ByValue)

ワイルドカード文字を許可する

false

-Title <string>

Out-GridView ウィンドウのタイトル バーに表示されるテキストを指定します。

既定では、タイトル バーには Out-GridView を呼び出したコマンドが表示されます。

必須

false

位置

named

既定値

The current command

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

<CommonParameters>

このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: -Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable。Ô”¼š¤Ë¤Ä¤¤¤Æ¤Ï¡¢次を参照してください: about_Commonparameters.

入力と出力

入力値の型は、コマンドレットへのパイプが可能なオブジェクトの型です。戻り値の型は、コマンドレットによって返されるオブジェクトの型です。

入力

System.Management.Automation.PSObject

どのオブジェクトでも Out-GridView に送信できます。

出力

なし

Out-GridView はオブジェクトを返しません。

OUT-GRIDVIEW に関する注

----------------------

Microsoft ダウンロード センターから、Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1 をダウンロードできます。

このコマンドレットにはユーザー インターフェイスが必要なので、Windows Server の Server Core インストールでは機能しません。

リモート コマンドを使用してリモート コンピューターでグリッド ビュー ウィンドウを開くことはできません。

Format-Table コマンドレットや Format-Wide コマンドレットを使用するなどして、送信するコマンドの出力をあらかじめ書式設定することはできません。プロパティを選択するには、Select-Object コマンドレットを使用します。

グリッド ビュー ウィンドウでは、リモート コマンドによる逆シリアル化された出力は適切に書式設定されないことがあります。

OUT-GRIDVIEW のキーボード ショートカット

-----------------------------------

次のキーボード ショートカットを使用すると、多くのタスクを迅速に実行できます。

使用するキー 実行できるアクション

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Tab キー [フィルター] ボックス、[抽出条件の追加] メニュー、表の間でカーソルを移動します。

上方向キー 1 行上に移動します。列ヘッダーまで移動します。

下方向キー 1 行下に移動します。

左方向キー 列ヘッダー行で、1 列左に移動します。

右方向キー 列ヘッダー行で、1 列右に移動します。

コンテキスト メニュー キー 列ヘッダー行で、[列の選択] オプションを表示します。

Enter キーまたは Space キー 列ヘッダー行で、列のデータを並べ替えます (A ~ Z、Z ~ A に切り替わります)。

グリッド ビュー ウィンドウの機能の使用方法

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以下のトピックでは、Out-GridView を使用して表示できるウィンドウの機能の使用方法について説明します。

列の非表示、表示、および並べ替えの方法

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列の表示/非表示を切り替えるには

1. 任意の列ヘッダーを右クリックし、[列の選択] をクリックします。

2. [列の選択] ダイアログ ボックスで、方向キーを使用して [選択された列] ボックスと [使用可能な列] ボックスの間で列を移動します。[選択された列] ボックスにある列だけがグリッド ビュー ウィンドウに表示されます。

列を並べ替えるには

-- 列を目的の位置にドラッグしてドロップします。

または

1. 任意の列ヘッダーを右クリックし、[列の選択] をクリックします。

2. [列の選択] ダイアログ ボックスで、[上へ] ボタンと [下へ] ボタンを使用して列を並べ替えます。一覧上部の列は、グリッド ビュー ウィンドウの一覧下部の列の左に表示されます。

テーブルのデータを並べ替える方法

----------------------

-- データを並べ替えるには、列ヘッダーをクリックします。

-- 並べ替え順序を変更するには、列ヘッダーをもう一度クリックします。同じヘッダーをクリックするたびに、並べ替え順序が昇順と降順の間で切り替わります。現在の順序は、列ヘッダーの三角形によって示されます。

テーブルのデータを選択する方法

------------------------

-- 行を選択するには、目的の行をクリックするか、上方向キーまたは下方向キーを使用して目的の行に移動します。

-- すべての行 (ヘッダー行を除く) を選択するには、Ctrl キーを押しながら A キーを押します。

-- 連続した行を選択するには、Shift キーを押しながら、行をクリックするか方向キーを使用します。

-- 連続していない行を選択するには、Ctrl キーを押しながら目的の行をクリックして追加します。

列を選択したり、列ヘッダー行全体を選択したりすることはできません。

行をコピーする方法

----------------------

-- 表の 1 つまたは複数の行をコピーするには、行を選択し、Ctrl キーを押しながら C キーを押します。

任意のテキスト エディターまたはスプレッドシート プログラムにデータを貼り付けることができます。列や、行の一部のみをコピーすることはできません。列ヘッダー行もコピーできません。

表で検索する方法 (クイック フィルター)

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表のデータを検索するには、[フィルター] ボックスを使用します。ボックスに入力すると、入力したテキストが含まれる項目のみが表に表示されます。

-- テキストの検索。表のテキストを検索するには、[フィルター] ボックスに検索するテキストを入力します。

-- 複数の語の検索。表の複数の語を検索するには、語をスペースで区切って入力します。Out-GridView には、そのすべての語が含まれる行が表示されます (論理積)。

-- リテラル語句の検索。スペースまたは特殊文字が含まれている語句を検索するには、検索する語句を引用符で囲みます。Out-GridView には、その語句と完全に一致する部分が含まれる行が表示されます。

-- 列での検索。1 つまたは複数の列でテキストを検索するには、次の形式を使用します。

<列>:<テキスト> [<列>:<テキスト>] ...

たとえば、DisplayName 列で "Net" を検索するには、[フィルター] ボックスに次のように入力します。

displayname:net

DisplayName 列および Name 列で "Net" が含まれる行を検索するには、[フィルター] ボックスに次のように入力します。

displayname:net name:net

-- 検索の無効化。表全体をもう一度表示するには、[フィルター] ボックスの右上隅にある赤い X ボタンをクリックするか、[フィルター] ボックスからテキストを削除します。

基準を使用して表をフィルター処理する

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規則、つまり "基準" を使用して、表に表示する項目を決定できます。設定した基準がすべて満たされた場合にのみ、項目が表示されます。使用できる基準は、グリッド ビュー ウィンドウに表示されるオブジェクトのプロパティと、それらのプロパティの .NET Framework 型によって決まります。

各基準の形式は、次のとおりです。

<column> <operator> <value>

異なるプロパティの基準は AND で結合します。同じプロパティの基準は、OR で結合します。論理結合子は変更できません。

基準は表示にのみ影響します。表から項目は削除されません。

基準を追加する方法

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1. [抽出条件の追加] ボタンを表示するには、ウィンドウの右上隅にある [展開] 矢印をクリックします。

2. [抽出条件の追加] ボタンをクリックします。

3. クリックして列 (プロパティ) を選択します。1 つまたは複数のプロパティを選択できます。

4. プロパティの選択が終了したら、[追加] ボタンをクリックします。

5. 追加をキャンセルするには、[キャンセル] をクリックします。

6. 基準を追加するには、[抽出条件の追加] ボタンをもう一度クリックします。

基準を編集する方法

--------------------

-- 演算子を変更するには、青い演算子の値をクリックした後、

ドロップダウン リストで異なる演算子をクリックして選択します。

-- 値を入力または変更するには、値のボックスに値を入力します。無効な値を入力すると、丸い X アイコンが表示されます。アイコンを削除するには、値を変更します。

-- OR ステートメントを作成するには、同じプロパティの基準を追加します。

基準を削除する方法

-------------------------

-- 選択した基準を削除するには、各基準の横にある赤い X をクリックします。

-- 基準をすべて削除するには、[すべてクリア] ボタンをクリックします。

例 1

C:\PS>get-process | out-gridview

説明
-----------
このコマンドは、ローカル コンピューター上で実行しているプロセスを取得し、それらをグリッド ビュー ウィンドウに送信します。






例 2

C:\PS>$p = get-process

C:\PS> $p | out-gridview

説明
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このコマンドも、ローカル コンピューター上で実行しているプロセスを取得し、それらをグリッド ビュー ウィンドウに送信します。

最初のコマンドは、Get-Process コマンドを使用してコンピューター上のプロセスを取得し、プロセス オブジェクトを $p 変数に保存します。

2 番目のコマンドは、パイプライン演算子を使用して $p 変数を Out-GridView に送信します。






例 3

C:\PS>get-process | select-object -property name, workingset, peakworkingset | sort-object -property workingset -desc | out-gridview

説明
-----------
このコマンドは、グリッド ビュー ウィンドウに書式設定された表を表示します。

Get-Process コマンドレットを使用してコンピューター上のプロセスを取得します。

次に、パイプライン演算子 (|) を使用して、プロセス オブジェクトを Select-Object コマンドレットに送信します。このコマンドは Select-Object の Property パラメーターを使用して、表に表示する Name、WorkingSet、および PeakWorkingSet の各プロパティを選択します。

別のパイプライン演算子がフィルター処理されたオブジェクトを Sort-Object コマンドレットに送信し、それらのオブジェクトが WorkingSet プロパティの値を基準にして降順に並べ替えられます。

コマンドの最後の部分でパイプライン演算子 (|) が使用され、書式設定された表が Out-GridView に送信されます。

これでグリッド ビューの機能を使用して、データの検索、並べ替え、およびフィルター処理を実行できるようになりました。






例 4

C:\PS>($a = get-childitem -path $pshome -recurse) | out-gridview

説明
-----------
このコマンドは、出力を変数に保存して Out-GridView に送信します。

このコマンドは、Get-ChildItem コマンドレットを使用して Windows PowerShell インストール ディレクトリおよびそのサブディレクトリのファイルを取得します。インストール ディレクトリへのパスは、$pshome 自動変数に保存されます。

このコマンドは、代入演算子 (=) を使用して出力を $a 変数に保存し、パイプライン演算子 (|) を使用して出力を Out-GridView に送信します。
コマンドのかっこは、動作の順序を示します。この結果、Get-ChildItem コマンドからの出力は、Out-GridView に送信される前に $a 変数に保存されます。






例 5

C:\PS>get-process -computername Server01| ogv -title "Processes - Server01"

説明
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このコマンドは、Server01 コンピューター上で実行されているプロセスをグリッド ビュー ウィンドウで表示します。

このコマンドは Out-GridView コマンドレットの組み込みエイリアスである "ogv" を使用します。また、Title パラメーターを使用してウィンドウのタイトルを指定します。






例 6

C:\PS>invoke-command -ComputerName S1, S2, S3 -scriptblock {get-culture} | out-gridview

説明
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この例は、リモート コンピューターから収集したデータを Out-GridView コマンドレットを送る場合の適切な形式を示しています。

このコマンドは、Invoke-Command コマンドレットを使用して 3 台のリモート コンピューター上で Get-Culture コマンドを実行します。また、パイプライン演算子を使用して、返されるデータを Out-GridView コマンドレットに送ります。

リモートで実行されるコマンドを含むスクリプト ブロックには Out-GridView コマンドを追加できないことに注意してください。このコマンドが含まれている場合、各リモート コンピューター上でグリッド ビュー ウィンドウを開く際にエラーが発生します。









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