追加のリソース、グループ、ユーザーを作成して、オブジェクトにアクセスするための明示的な NTFS アクセス許可を与えることができます。または、リソース、グループ、ユーザーに付与されている、オブジェクトへの NTFS アクセス許可の編集や消去を行うこともできます。NTFS アクセス許可の各セットのアクセス制限については、「ファイルおよびフォルダーのアクセス許可」を参照してください。

継承されたアクセス許可とは、親オブジェクトからオブジェクトが継承したアクセス許可のことです。継承されたアクセス許可により、アクセス許可の管理負担が軽減され、特定のコンテナー内のすべてのオブジェクトのアクセス許可に一貫性が確保されます。継承されたアクセスの効果については、「ファイルとフォルダーのアクセス許可に対する継承の影響」を参照してください。

項目 説明

[オブジェクト名]

現在選択されているオブジェクトの名前。

[アクセス許可エントリ]

このオブジェクトに対する次の各アクセス許可エントリが表示されます。

  • [種類] - このオブジェクトに対するこのアクセス許可を、このグループまたはユーザーに許可するか拒否するかを示します。

  • [名前] - リソース、ユーザー、グループ。

  • [アクセス許可] - 対象のリソース、ユーザー、またはグループについて、このオブジェクトに現在適用されている制限。

  • [継承元] - 親オブジェクトを示します。

  • [適用先] - このアクセス許可が適用される子オブジェクトを示します。

[このオブジェクトの親からの継承可能なアクセス許可を含める]

選択した場合、各子オブジェクトのアクセス許可は親オブジェクトから継承されます。

選択を解除した場合、親オブジェクトに適用されているアクセス許可は子オブジェクトに適用されなくなります。

[すべての子孫の既存の継承可能なアクセス許可すべてを、このオブジェクトからの継承可能なアクセス許可で置き換える]

選択した場合は、この親オブジェクトのアクセス許可によって、子孫のオブジェクトのアクセス許可が置き換わります。

選択を解除した場合は、親であるか子であるかに関係なく、オブジェクトごとに固有のアクセス許可を設定できます。


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