共有リソースとは、フォルダー、ファイル、プリンター、名前付きパイプなど、ネットワーク ユーザーが利用できるリソースのことです。また、ネットワーク ユーザーが利用可能なサーバー上のリソースを意味している場合もあります。リソースを共有する場合は、NTFS アクセス許可ではなく、共有アクセス許可を使用します。

重要

共有リソースのアクセス許可が適用されるのは、ネットワーク上のリソースにアクセスするユーザーのみです。これらは、ターミナル サーバー上などにローカルにログオンしているユーザーには適用されません。ローカルでログオンしているユーザーに対してオブジェクトへのアクセスを制限する場合は、[<オブジェクト> のプロパティ] ページの [セキュリティ] タブで NTFS アクセス許可を設定します。

共有リソースにアクセス許可を設定する方法は、リソースの種類に応じて 2 つあります。

ファイルの共有ウィザードを使用してファイルまたはフォルダーのアクセス許可を設定するには
  1. ファイルまたはフォルダーを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  2. ファイルの共有ウィザードを実行することで、ファイルまたはフォルダーを共有できるユーザーやグループを選択したり、ユーザーやグループごとにファイルまたはフォルダーのアクセス許可を設定できます。

エクスプローラーを使用してリソースのアクセス許可を設定するには
  1. エクスプローラーを開きます。

  2. オブジェクトを右クリックして、[共有] または [プロパティ] を選択します。

  3. [共有] タブをクリックし、[詳細な共有] をクリックしてアクセス許可を設定します。

その他の考慮事項

  • エクスプローラーを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[アクセサリ] をクリックし、[エクスプローラー] をクリックします。

  • ファイルの共有ウィザードを使うと、ローカル コンピューターとリモート コンピューターの両方で共有リソースを管理できます。エクスプローラーとコマンド ラインを使うと、ローカル コンピューター上でのみ共有リソースを管理できます。

  • 共有リソースに対するアクセス許可と、ファイル システム レベルのアクセス許可の両方が割り当てられている場合、常により制限の多いアクセス許可が適用されます。

  • 通常、グループにアクセス許可を割り当ててから、ユーザーをグループに追加する方が、ユーザーに個別に同じアクセス許可を割り当てるよりも簡単です。

  • ADMIN$ などの特殊な共有リソースのアクセス許可を変更すると、サーバー サービスが停止して再起動されたときまたはコンピューターが再起動されたときに既定の設定が復元される場合があります。これは共有名が $ で終わっているユーザー作成の共有リソースには当てはまりませんので注意してください。

その他の参照情報


目次