このトピックでは、証明書スナップインを使用した登録ポリシー サーバーの追加および登録ポリシーの管理に使用する手順とアプリケーションについて説明します。この手順は、インターネットまたは組織内のエンタープライズ CA での証明書登録サービスを提供する商用認証機関 (CA) からの証明書をユーザーが要求できるようにする登録ポリシーの構成にも使用できます。

証明書の登録ポリシー設定を構成する

登録ポリシー サーバーを追加するには、[証明書の登録ポリシー サーバー] ダイアログ ボックスを使用します。これは、[登録ポリシーの管理] ダイアログ ボックスまたは証明書の登録ウィザードを使用して開くことができます。

証明書の登録ポリシー設定を構成するには
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラムとファイルの検索] ボックスに「certmgr.msc」と入力して、Enter キーを押します。

  2. コンソール ツリーで、[個人] をクリックします。

  3. 次のいずれかの操作を行います。

    • [操作] メニューの [すべてのタスク] をポイントし、[詳細設定操作] をクリックします。次に、[登録ポリシーの管理] をクリックします。[証明書登録ポリシーの一覧] の下の [追加] をクリックします。このダイアログ ボックスの設定の詳細については、このトピックの「[登録ポリシーの管理] ダイアログ ボックス」の表を参照してください。

    • [操作] メニューの [すべてのタスク] をポイントし、[新しい証明書の要求] をクリックして証明書の登録ウィザードを起動します。[次へ] をクリックし、[証明書の登録ポリシーの選択] ページで [新規追加] をクリックします。このダイアログ ボックスの設定の詳細については、このトピックの「[証明書の登録ポリシー サーバー] ダイアログ ボックス」の表を参照してください。

  4. [登録ポリシー サーバー URI の入力] ボックスに、証明書の登録ポリシー サーバーの URI を入力します。

  5. [認証の種類] の一覧で、登録ポリシー サーバーに必要な認証の種類を選択します。

  6. [検証] をクリックし、[証明書の登録ポリシー サーバーのプロパティ] の領域に表示されるメッセージを確認します。登録ポリシー サーバーの URI と認証の種類が検証されると、[追加] ボタンが利用可能になります。

  7. [追加] をクリックします。

追加した登録ポリシー サーバーが、既に [証明書登録ポリシーの一覧] に表示されている登録ポリシーをサポートする場合は、追加したサーバーは個別に表示されません。[プロパティ] をクリックして、追加した登録ポリシー サーバーが [登録ポリシー サーバー] の一覧に表示されていることを確認します。このダイアログ ボックスの設定の詳細については、このトピックの「[証明書の登録ポリシー サーバーのプロパティ] ダイアログ ボックス」の表を参照してください。

ユーザー インターフェイス リファレンス

次の各表では、[登録ポリシーの管理] ダイアログ ボックス、[証明書の登録ポリシー サーバー] ダイアログ ボックス、および [証明書の登録ポリシー サーバーのプロパティ] ダイアログ ボックスで利用可能な設定について説明します。

[登録ポリシーの管理] ダイアログ ボックス

設定説明

証明書登録ポリシーの一覧

ポリシー設定に含まれる登録ポリシーの一覧を表示します。表示されたポリシーのうちの 1 つに対して [既定値] チェック ボックスをオンにして、既定のポリシーに指定する必要があります。

追加

登録ポリシー サーバーの追加に使用する [証明書の登録ポリシー サーバー] ダイアログ ボックスを開きます。

削除

選択した登録ポリシーおよび関連するすべての登録ポリシー サーバーを一覧から削除します。

プロパティ

ポリシーの詳細と選択した登録ポリシーの登録ポリシー サーバーの一覧を表示する [証明書の登録ポリシー サーバーのプロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。


[証明書の登録ポリシー サーバー] ダイアログ ボックス

設定説明

登録ポリシー サーバー URI の入力

証明書の登録ポリシー Web サービスの URI を指定します。この URI は HTTPS を使用する必要があります。

認証の種類

指定した URI への接続に使用する認証の種類を指定します。指定する認証の種類は、証明書の登録ポリシー Web サービスが必要とする認証の種類と同じである必要があります。

次の認証の種類を利用できます。

  • [匿名]。証明書の登録ポリシー サーバーへの接続時に、資格情報が提供されません。

  • [Windows 統合]。Windows 統合認証では、Kerberos プロトコルが使用されます。AD DS ドメイン メンバーの認証に適しています。

  • [ユーザー名/パスワード]。証明書の登録中に、ユーザー名とパスワードの入力が求められます。

  • [X.509 証明書]。証明書の登録中に、認証に使用する証明書の選択が求められます。

検証

指定された URI に指定された認証の種類を使用して接続し、次の事項を確認します。

  • 登録ポリシー サーバーへの SSL 接続を確立できる。

  • 有効な登録ポリシーが登録ポリシー サーバーによって返される。

  • 登録ポリシーが既にグループ ポリシー設定に含まれていない。

検証を行わないと、登録ポリシー サーバーの URI は追加できません。指定された URI と認証の種類が有効な場合、登録ポリシーの ID とフレンドリ名が表示されます。検証で問題がある場合は、警告またはエラー メッセージが表示されます。

追加

登録ポリシー サーバーの URI と検証済みの登録ポリシーをグループ ポリシー設定に追加します。登録ポリシー サーバーの URI と認証の種類が検証されると、[追加] ボタンが利用可能になります。

[証明書の登録ポリシー サーバーのプロパティ] ダイアログ ボックス

設定説明

登録ポリシー サーバーの一覧

登録ポリシーをサポートする登録ポリシー サーバーの一覧を表示します。

削除

選択した登録ポリシー サーバーを削除します。すべての登録ポリシー サーバーが削除されると、登録ポリシーも削除されます。

自動登録と自動更新に対して有効にする

自動登録が有効な場合に自動登録に使用される登録ポリシーを指定します。

ドメイン メンバーではない Windows 7 を実行するコンピューターでは、自動登録は既定で有効です。ドメイン メンバーであるコンピューターでは、自動登録はグループ ポリシーを使用して有効にする必要があります。自動登録の構成手順については、証明書の登録の管理に関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=143282) を参照してください。

登録時に強力な検証を行う

登録クライアントが、登録中に発行元 CA の証明書パスを検証する必要があることを指定します。


その他の参照情報


目次