項目 詳細

[アクセス権限]

このアプリケーションに対して役割ベースのアクセス確認を実行するには、[このアプリケーションへのアクセス確認を行う] チェック ボックスをオンにします。アプリケーションの役割が定義されると、アプリケーションへのすべて呼び出しについて、呼び出し元のロールのメンバーシップが確認されます。

[セキュリティ レベル]

アプリケーション レベルでのみアクセス確認を行うには、[プロセス レベルでのみアクセス確認を実行する] をクリックします。コンポーネント、インターフェイス、メソッド レベルでは、ロール確認は実行されません。[このアプリケーションへのアクセス確認を行う] チェック ボックスがオフの場合、この設定は無視されます。

アプリケーションへの呼び出しのすべてのレベルでアクセス確認を実行するには、[プロセスおよびコンポーネント レベルでのアクセス確認を実行する] をクリックします。ロール確認は、アプリケーション レベルと、コンポーネント プロパティの [セキュリティ] タブで [コンポーネント レベルでのアクセス確認を行う] が選択されているすべてのコンポーネントについてはコンポーネント、インターフェイス、およびメソッド レベルで実行されます。[このアプリケーションへのアクセス確認を行う] チェック ボックスがオフの場合、この設定は無視されます。

[ソフトウェア制限ポリシー]

このアプリケーションのソフトウェア制限ポリシーの信頼レベルを [制限レベル] ドロップダウン ボックスで設定するには、[ソフトウェア制限ポリシーを適用する] チェック ボックスをオンにします。チェック ボックスがオフの場合は、ソフトウェア制限ポリシーに関するシステム全体の設定が適用されます。

[呼び出しの認証レベル]

アプリケーションの認証レベルを設定する場合は、クライアントがアプリケーションに呼び出しを行うときに実行する認証のレベルを指定します。認証レベルを高く設定すると、セキュリティと整合性が高くなります。選択した認証レベルは、次にアプリケーションを起動したときに有効になります。

適切な認証レベルを選択してください。以下に、認証レベルを低いものから高いもの順に列挙します。

  • [なし] : 認証を実行しません。

  • [接続] : 接続が行われたときのみ資格情報を認証します。

  • [呼び出し] : すべての呼び出しの開始時に資格情報を認証します。

  • [パケット] : 資格情報を認証し、すべての呼び出しデータが受信されたことを検証します。これは、COM+ サーバー アプリケーションの既定の設定です。

  • [パケットの整合性] : 資格情報を認証し、呼び出しデータが転送中に修正されていないことを検証します。

  • [パケットのプライバシー] : 資格情報を認証し、データと送信者の ID および署名を含めパケットを暗号化します。

[偽装レベル]

アプリケーションの偽装レベルを設定する場合は、アプリケーションが他のアプリケーションを呼び出すときに、他のアプリケーションによるそのアプリケーションの ID の使用に関して与える権限のレベルを指定します。この偽装レベルは、COM+ サーバー アプリケーションに対してのみ設定できます。ライブラリ アプリケーションは、ホスト プロセスの ID を使用して実行され、指定された偽装レベルを使用します。

適切な偽装レベルを選択してください。以下に、偽装レベルを、与える権限レベルの低いものから高いもの順に列挙します。

  • [匿名] : クライアントはサーバーに対して匿名となります。サーバーはクライアントとして偽装できますが、偽装トークン (ローカルの資格情報) にはクライアントの情報は何も含まれません。

  • [識別する] : サーバーはクライアントの ID を取得でき、クライアントとして偽装してアクセス確認レベルを決定できます。

  • [偽装する] : これは、COM+ サーバー アプリケーションの既定の設定です。サーバーはクライアントの代理として動作する際にクライアントとして偽装できますが、制限があります。サーバーはクライアントと同じコンピューター上のリソースにアクセスできます。サーバーがクライアントと同じコンピューターにある場合は、クライアントとしてネットワーク リソースにもアクセスできます。サーバーがクライアントと異なるコンピューターにある場合は、サーバーと同じコンピューター上のリソースにのみアクセスできます。

  • [委任する] : サーバーがクライアントと同じコンピューターにあるかどうかに関係なく、サーバーはクライアントの代理として動作する際にクライアントとして偽装できます。偽装中は、クライアントの資格情報 (ローカルの有効性を持つ資格情報とネットワークの有効性を持つ資格情報の両方) を、何台のコンピューターにでも渡すことができます。


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