ドライバー ストアは、コンピューターの保護された領域であり、コンピューターへのインストールを承認されたデバイス ドライバー パッケージが格納されます。デバイス ドライバー パッケージがドライバー ストアに格納された後は、コンピューターの標準ユーザーでも、管理者ユーザー アクセス許可を必要としないで、デバイスをインストールできます。
このトピックでは、管理者がデバイス ドライバー インストール パッケージをドライバー ストアにステージする手順について説明します。
この操作を正常に行うには、少なくともローカルAdministrators グループ、またはそれと同等の権限を持つグループのメンバーである必要があります。 このトピックのその他の注意事項で詳細を確認してください。
ドライバー パッケージをドライバー ストアにステージするには |
管理者特権のあるコマンド プロンプトを開きます。[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をクリックします。次に、[アクセサリ] をクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします。
注 管理者としてコマンド プロンプトを実行しないと、PnPUtil コマンド ライン ツールは動作しません。
[ユーザー アカウント制御] ダイアログ ボックスが表示された場合は、表示されている操作が目的の操作であることを確認して、[はい] をクリックします。
コマンド プロンプトで、次のコマンドを入力します。
pnputil.exe -a <PathToDriver>/<Driver>.inf
パラメーター 説明 -a
ドライバー パッケージをドライバー ストアに追加することを指定します。
PathToDriver
ドライバーが現在置かれているフォルダーへのパスを指定します。
Driver.inf
ドライバー パッケージを記述している .inf ファイルの名前を指定します。
注 PnPUtil コマンドのすべてのコマンド ライン パラメーターを確認するには、コマンド プロンプトで次のように入力します。
pnputil -?
ドライバー パッケージが署名されていない場合、または信頼された発行元の証明書ストアに現在存在しない証明書によって署名されている場合は、[Windows セキュリティ] ダイアログ ボックスが表示されて、ドライバーをインストールするかどうかの確認を求められます。メッセージの詳細を見て、ドライバーの署名に関する問題を判別します。ドライバー パッケージが有効で安全であると確信できる場合は、[インストール] をクリックして、ステージング操作を完了します。
ステージングが完了すると、PnPUtil ツールは、ドライバー ストア内のこのパッケージに対して割り当てられた公開名を通知します。後でストアからドライバー パッケージを削除する場合は、この名前を参照する必要があります。ドライバー パッケージに対する公開名を判別する必要がある場合は、
pnputil.exe -e
コマンドを使用した後、出力で必要なドライバーを探します。
その他の考慮事項
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既定では、ドライバー ストアのデバイス ドライバー パッケージをインストールするには、Administrators グループのメンバーシップまたはそれと同等の権限が最低限必要です。標準ユーザーは、以下の条件が満たされる場合にのみ、ドライバー パッケージをインストールできます。
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デバイス ドライバー パッケージが有効なデジタル証明書で署名されている。詳細については、Microsoft Web サイトにあるデバイス ドライバーの署名とステージングに関するページ (
https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=62923 およびhttps://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=140049 (英語の可能性あり) ) を参照してください。
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ドライバーに対するデバイス セットアップ クラスが、[限定されたユーザーがこれらのデバイス クラスに対するドライバーをインストールすることを許可する] コンピューター ポリシーに入っている。詳細については、「管理者以外のユーザーが特定のデバイスをインストールできるようにコンピューター ポリシーを構成する」を参照してください。
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デバイス ドライバー パッケージが有効なデジタル証明書で署名されている。詳細については、Microsoft Web サイトにあるデバイス ドライバーの署名とステージングに関するページ (