ファイルとサブフォルダーがレプリケートされないように、ファイル フィルターとサブフォルダーのフィルターを構成することができます。どちらの種類のフィルターも、レプリケート フォルダー単位で設定します。サブフォルダーを除外するには、サブフォルダー名を指定するかアスタリスク (*) のワイルドカード文字を使用します。ファイルを除外するには、ファイル名を指定するかアスタリスク (*) のワイルドカード文字を使用して、ファイル名と拡張子を指定します。
既定では、サブフォルダーは除外されません。既定のファイル フィルターでは、次のファイルがレプリケーションから除外されます。
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チルダ (~) 文字から始まるファイル名
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.bak または .tmp 拡張子が付いたファイル
設定したフィルターに関係なく、次の種類のファイルは常にレプリケーションから除外されます。
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NTFS ボリューム マウント ポイント
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暗号化ファイル システム (EFS) で暗号化されたファイル
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DFS 名前空間に関連付けられたポイントを除く、すべての再解析ポイント
(ファイルに、階層記憶域管理 (HSM) または単一インスタンス ストア (SIS) に使用する再解析ポイントがある場合、DFS レプリケーションによって基礎ファイルはレプリケートされますが、再解析ポイントはレプリケートされません。)
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一時的な属性が設定されているファイル
レプリケート フォルダーのレプリケーション フィルターを編集するには |
[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[DFS の管理] をクリックします。
コンソール ツリーの [レプリケーション] ノードで、フィルターを編集するレプリケート フォルダーを含むレプリケーション グループをクリックします。
詳細ウィンドウの [レプリケート フォルダー] タブで、レプリケート フォルダーを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[全般] タブで、既存のフィルターを編集するか、または新しいフィルターを追加します。その際、次の制限事項に注意してください。
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C:\Replicatedfolder\Temp または C:\Replicatedfolder\file.dat などの完全なパスを指定すると、ファイルまたはサブフォルダーのフィルターを作成できません。
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カンマは、区切り文字として使われるため、フィルターでは使用できません。
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C:\Replicatedfolder\Temp または C:\Replicatedfolder\file.dat などの完全なパスを指定すると、ファイルまたはサブフォルダーのフィルターを作成できません。
メンバーが新しいフィルターを検出すると、メンバーはそのデータベースをスキャンし、フィルターと一致するファイルのファイル レコードを削除します。それらのファイルはデータベース内に一覧表示されなくなるため、以降のファイルへの変更は無視されます。
フィルターが削除されたことをメンバーが検出すると、メンバーはそのファイル システムをスキャンし、削除されたフィルターと一致するすべてのファイルに対してレコードを追加し、それらのファイルをレプリケートします。
注 | |
構成の変更は、すべてのメンバーにすぐに適用されるわけではありません。新しい構成をすべてのドメイン コントローラーにレプリケートし、レプリケーション グループの各メンバーが、最も近いドメイン コントローラーにポーリングしてその構成を取得する必要があります。この処理にかかる時間は、AD DS レプリケーションの潜在期間と、各メンバーの長いポーリング間隔 (60 分) によって決まります。構成の変更をすぐにポーリングするには、コマンド プロンプト ウィンドウを開いて、レプリケーション グループの各メンバーごとに次のコマンドを実行します。 |