自動適用クォータを使用すると、クォータのテンプレートを親ボリュームまたは親フォルダーに割り当てることができます。ファイル サーバー リソース マネージャーが、そのテンプレートに基づくクォータを自動的に生成します。既存のサブフォルダーだけでなく、今後作成するサブフォルダーにも、クォータが生成されます。

たとえば、移動プロファイル ユーザーまたは新規ユーザーのためにオン デマンドで作成されるサブフォルダーに自動適用クォータを定義できます。サブフォルダーが作成されるたびに、親フォルダーのテンプレートを使用して、新しいクォータ エントリが自動的に生成されます。このように自動生成されたクォータ エントリは、個々のクォータとして [クォータ] ノードに表示されます。各クォータ エントリは、個別に管理できます。

自動適用クォータを作成するには
  1. [クォータの管理] で、[クォータ] ノードを選択します。

  2. [クォータ] を右クリックして [クォータの作成] をクリックするか、[操作] ウィンドウの [クォータの作成] をクリックします。[クォータの作成] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [クォータのパス] に、クォータ プロファイルが適用される親フォルダーの名前を入力するか、そのフォルダーを参照します。自動適用クォータは、このフォルダー内のすべてのサブフォルダー (既存のサブフォルダーと将来作成されるサブフォルダー) に適用されます。

  4. [既存と新規のサブフォルダーに自動でテンプレート適用とクォータ作成を行う] をクリックします。

  5. [次のクォータ テンプレートからプロパティを取得する] ボックスの一覧から、適用するクォータのテンプレートを選択します。各テンプレートのプロパティは [クォータ プロパティの概要] の下に表示されます。

  6. [作成] をクリックします。

[クォータ] ノードを選択し、[最新の情報に更新] をクリックすると、自動的に生成されたすべてのクォータを確認できます。各サブフォルダーの個々のクォータと、親ボリュームまたは親フォルダーの自動適用クォータ プロファイルが表示されます。


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