[INI ファイル] の基本設定項目を使用すると、構成設定 (.ini) ファイルやセットアップ情報 (.inf) ファイルのプロパティの追加および置換、またはプロパティやセクションの削除、.ini ファイルや .inf ファイル全体の削除を実行できます (任意の種類のファイルを新しい場所にコピーしたり、その属性を変更したりする場合は、「[ファイル] 拡張機能」を参照してください)。

.ini ファイルまたは .inf ファイル内の各セクションでは、次の形式が使用されています。

[SectionName]
PropertyName1=PropertyValue1
PropertyName2=PropertyValue2

[INI ファイル] 基本設定項目を作成する前に、この拡張機能で実行できる各操作の動作を確認してください。

[INI ファイル] 項目を作成する

新しい [INI ファイル] 基本設定項目を作成するには
  1. グループ ポリシー管理コンソールを開きます。新しい基本設定項目を含むグループ ポリシー オブジェクト (GPO) を右クリックして、[編集] をクリックします。

  2. コンソール ツリーの [コンピューターの構成] または [ユーザーの構成] の下にある [基本設定] フォルダーを展開してから、[Windows の設定] フォルダーを展開します。

  3. [INI ファイル] ノードを右クリックし、[新規] をポイントして、[INI ファイル] をクリックします。

  4. [新しい [ini ファイル] プロパティ] ダイアログ ボックスで、実行するグループ ポリシーの [操作] を選択します (詳細については、このトピックの「操作」を参照してください)。

  5. グループ ポリシーの構成設定 (.ini) ファイルやセットアップ情報 (.inf) ファイルの設定を入力し、構成や削除のための情報を指定します (詳細については、このトピックの「INI ファイル設定」を参照してください)。

  6. [共通] タブをクリックし、オプションを設定して、コメントを [説明] ボックスに入力します。(詳細については、「共通オプションを構成する」を参照してください。)

  7. [OK] をクリックします。詳細ウインドウに新しい基本設定項目が表示されます。

操作

この種類の基本設定項目では、次の 4 つのアクションを選択できます。作成置換更新削除。基本設定項目の動作は、選択した操作、およびプロパティが既に存在するかどうかによって異なります。

作成

コンピューターまたはユーザー用の .ini ファイルや .inf ファイル内のプロパティを追加し、構成します。ファイルが存在しない場合、ファイルが作成されます。

削除

.ini ファイルや .inf ファイル内からプロパティやセクションを削除します。またはコンピューターやユーザー用の .ini ファイルや .inf ファイルを削除します。

置換

コンピューターまたはユーザー用の .ini ファイルや .inf ファイル内のプロパティを削除し、再作成します。[置換] 操作を行うと、最終的にはプロパティが上書きされます。プロパティが存在していない場合は、[置換] 操作によってプロパティが作成されます。

更新

この操作は、[置換] と同じ効果があります。

INI ファイル設定

ファイルのパス

クライアント側から見た場合の .ini ファイルや .inf ファイルのパスを入力します。引用符は含めないでください。ファイルおよび親フォルダーが存在しない場合は、作成されます。

セクション名

プロパティの構成対象となるファイル、またはプロパティが削除されるファイル内にあるセクションの名前を入力します。.ini ファイルや .inf ファイル全体を削除する場合は、このフィールドは空白にしてください。

プロパティ名

構成または削除するプロパティの名前を入力します。ファイルのセクション全体またはファイル全体を削除する場合は、このフィールドは空白にしてください。

プロパティの値

プロパティの値を入力します。値には引用符を含めることができますが、値がアプリケーションやオペレーティング システムによって読み取られるときに、通常、引用符は削除されます。すべての値は、テキストとして解釈されます。

このオプションは、選択した操作が [作成]、[置換]、[更新] の場合にのみ利用できます。

重要
  • このフィールドを空白にすると、プロパティは空の値を使用して構成されます。これは、プロパティが存在しないものとして解釈されます。
  • このフィールドは、プロパティを指定するまで無効になっています。

その他の考慮事項

  • [セクション名]、[プロパティ名]、[プロパティの値] の各フィールドは、それぞれの先行するフィールドにテキストが入力されるまで、無効になっています。

  • 項目レベルの対象指定を使用して、基本設定項目の範囲を変更できます。

  • 基本設定項目は、ドメイン ベースの GPO でのみ使用可能です。

その他の参照情報


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