このタブは、ワーカー プロセスの状態監視を構成するときに使用します。ワーカー プロセスとの通信に関する制限値を設定できます。また、多数のプロセスが続けてエラーを起こした場合の一連のアクションを決定し、起動とシャットダウンの時間を設定できます。

[Ping を有効にする]

アプリケーション プール内の各ワーカー プロセスに対し、指定された秒間隔で Ping が実行され、プロセスの動作状況が確認されるようにインターネット インフォメーション サービス (IIS) を構成するときに選択します。

IIS では、ワーカー プロセスに対し、定期的に Ping を実行して応答を確認することで、それらのワーカー プロセスの状態が監視されます。ワーカー プロセスが Ping に応答しなかった場合は、そのワーカー プロセスが終了され、代わりのワーカー プロセスが作成されます。

[ワーカー プロセスを Ping する間隔 (秒)]

ワーカー プロセスに Ping を実行して動作状況を確認する間隔を秒単位で設定するには、このボックスに数値を入力するか、上向き矢印や下向き矢印をクリックします。

[ラピッド フェール保護を有効にする]

このアプリケーション プールがサービスの対象から外され、特定のモードになるように IIS を構成するときに選択します。このモードでは、アプリケーション プールへのあらゆる要求に対し、"503 サービスを使用できません" という、サービスが停止中であることを伝えるメッセージがカーネルモード ドライバーから直ちに返されます。

ラピッド フェール保護では、ワーカー プロセスが続けてエラーを起こしているアプリケーション プールを検出して分離することで、インターネット サービスが広範囲にわたり中断されないようにします。

[エラー回数]

予期しないプログラムの終了回数について制限値を設定するには、このボックスに数値を入力するか、上向き矢印や下向き矢印をクリックします。これは、[期間] と共に設定する必要があります。

[期間 (分)]

予期しないプログラムの終了回数を調べるときの時間制限を設定するには、このボックスに数値を入力するか、上向き矢印や下向き矢印をクリックします。これは、[エラー回数] と共に設定する必要があります。

[起動の制限時間]

[ワーカー プロセスを起動する時間 (秒)]

ワーカー プロセスの起動時間を秒単位で設定するには、このボックスに数値を入力するか、上向き矢印や下向き矢印をクリックします。

[シャットダウンの制限時間]

[ワーカー プロセスをシャットダウンする時間 (秒)]

アクティブでないことが IIS により確認された後の、ワーカー プロセスの終了時間を秒単位で設定するには、このボックスに数値を入力するか、上向き矢印や下向き矢印をクリックします。

関連項目

ラピッド フェール保護の詳細については、Microsoft Windows Server TechCenter の IIS 6.0 のオンライン ドキュメント (英語の可能性あり) を参照してください。


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