スナップインは、コンソールの基本コンポーネントです。スナップインはコンソール内でのみ使用でき、コンソールと別に実行することはできません。

関連付けられたスナップインを持つコンポーネントをインストールすると、そのコンピューターにコンソールを作成するすべてのユーザーは、ユーザー ポリシーによって制限されない限り、スナップインを使用できます。

スナップインとスナップイン拡張

MMC は、2 つの種類のスナップインをサポートします。スタンドアロン スナップインとスナップイン拡張です。一般にスナップインと呼ばれるスタンドアロン スナップインは、その他の項目を先に追加しなくてもコンソールに追加できます。一般に拡張と呼ばれるスナップイン拡張は必ず、既にツリー内に存在するスナップインまたは他のスナップイン拡張に追加されます。拡張機能がスナップインで有効となると、コンピューター、プリンター、モデム、その他のデバイスなど、そのスナップインが制御するオブジェクト上で動作します。

スナップインをコンソールに追加すると、それがツリーの新しい項目として表示され、拡張をコンソールに追加すると、コンソールに既にインストールされているスナップインに、ショートカット メニュー項目、追加のツール バー、追加のプロパティ ページ、またはウィザードが追加されます。

コンソールにスナップインを追加する

単一のスナップインまたは複数のスナップインとその他の項目をコンソールに追加できます。また、別のコンピューターを管理したり、破損したコンソールを修復するために、同じコンソールに特定のスナップインのインスタンスを複数追加することができます。コンソールにスナップインの新しいインスタンスを追加するたびに、スナップインの変数はすべて、スナップインを構成するまで既定値に設定されます。たとえば、リモート コンピューターを管理するために特定のスナップインを構成し、そのスナップインの 2 つ目のインスタンスを追加した場合、リモート コンピューターを管理するように 2 つ目のインスタンスが自動的に構成されることはありません。

通常は、コンソールの作成に使用しているコンピューターにインストールされているスナップインのみを追加できます。ただし、そのコンピューターがドメインに参加している場合は、MMC を使用して、ローカルにはインストールされていないが Active Directory で提供されているスナップインをダウンロードできます。公開されているスナップインや拡張機能をコンソールに追加する方法の詳細については、「MMC 3.0 でスナップインと拡張機能を追加、削除、および整理する」を参照してください。

関連項目