コマンド ラインを使用して NFS 共有リソースをドライブ文字にマウントするには

  1. コマンド プロンプトを開きます (これは管理者特権のコマンド プロンプトである必要はありません)。

  2. コマンド プロンプトで、次のように入力します。

    mount [–o オプション] コンピューター名:\共有名 {デバイス名 | *}

    または

    mount [–o オプション] \\コンピューター名\共有名 {デバイス名 | *}

    引数 説明

    –o rsize=n

    読み取りバッファーのサイズ (KB)。使用可能な値は 1、2、4、8、16、32 です。既定値は 32 KB です。

    –o wsize=n

    書き込みバッファーのサイズ (KB)。使用可能な値は 1、2、4、8、16、32 です。既定値は 32 KB です。

    –o timeout=n

    リモート プロシージャ コール (RPC) のタイムアウトを秒で指定します。使用可能な値は、0.8、0.9、または 1 ~ 60 の範囲の任意の整数です。既定値は 0.8 です。

    –o retry=n

    ソフト マウントの再試行回数です。使用可能な値は、1 ~ 10 の範囲の整数です。既定値は 1 です。

    -o mtype={soft | hard}

    ソフト マウントまたはハード マウントを指定します。マウントの種類にかかわらず、共有リソースを即座にマウントできない場合は、マウントはエラーで戻されます。ただし、マウントの種類がハード マウントの場合、共有リソースが正常にマウントされた後に Network File System (NFS) サーバーが利用できなくなると、NFS クライアントは NFS サーバーが再び利用可能になるまで共有リソースへのアクセスを再試行します。その結果、共有リソースにアクセスしようとしている Windows アプリケーションは応答を停止しているように見えます。

    -o anon

    匿名ユーザーとしてマウントします。

    -o nolock

    ロックを無効にします。ファイルを読み取るだけの場合は、このオプションを使用するとパフォーマンスが向上することがあります。

    -o lang={euc-jp | euc-tw | euc-kr | shift-jis | big5 | ksc5601 | gb2312-80 | ansi}

    ファイル名およびディレクトリ名に使われる既定のエンコードを指定します。エンコードを使用する場合は、次のいずれかに設定する必要があります。

    • ansi

    • big5 (中国語)

    • euc-jp (日本語)

    • euc-kr (韓国語)

    • euc-tw (中国語)

    • gb2312-80 (簡体字中国語)

    • ksc5601 (韓国語)

    • shift-jis (日本語)

    英語以外のロケールで構成されたシステム上でこのオプションを ANSI に設定すると、該当するロケールの既定のエンコード スキームに設定されます。これらのロケールに当てはまる既定のエンコード スキームは、次のとおりです。

    日本語: SHIFT-JIS

    韓国語: KS_C_5601-1987

    簡体字中国語: GB2312-80

    繁体字中国語: BIG5

    -o fileaccess=モード

    NFS 共有リソース上に作成される新規ファイルの既定のアクセス許可モードを指定します。アクセス許可モードは、3 桁の数字を使い、ogw の形式で指定します。o、g、w はそれぞれ、ファイルの所有者 ((o)wner)、グループ ((g)roup)、およびその他 ((w)orld) に与えられるアクセスを表します。数字はそれぞれ、次のアクセス レベルに対応する 0 ~ 7 の範囲である必要があります。

    • 0: アクセスなし

    • 1: x (実行アクセス権)

    • 2: w (書き込みアクセス権)

    • 3: wx (書き込みと実行アクセス権)

    • 4: r (読み取りアクセス権)

    • 5: rx (読み取りと実行アクセス権)

    • 6: rw (読み取りと書き込みアクセス権)

    • 7: rwx (読み取り、書き込み、実行アクセス権)

    -o casesensitive

    ファイル検索で大文字と小文字を区別します (UNIX ベースの NFS クライアントに似た動作)。

    コンピューター名

    マウントする共有リソースが存在するサーバーの名前。

    共有名

    マウントする共有ディレクトリの名前。

    デバイス名 | *

    マウントされた共有リソースに割り当てるドライブ文字。アスタリスク (*) は、次に利用可能なドライブ文字を使用することを意味します。

    • このコマンドの完全な構文を表示するには、コマンド プロンプトに次のように入力します。mount /?
    • NFS 共有リソースをドライブ文字にマウントするときは、最初に示す形式 (ComputerName:/ ShareName) を使用することをお勧めします。
    • net use コマンドを使用して NFS 共有リソースをドライブ文字にマウントすることもできます。net use コマンドの使用方法の詳細については、Windows のヘルプを参照するか、またはコマンド プロンプトで「net use /?」と入力してください。

その他の参照情報