ネットワーク負荷分散 (NLB) クラスターの操作モードを構成するには、次の手順を実行します。
この手順で説明しているタスクは、Windows PowerShell を使用して実行することもできます。NLB クラスターに対する Windows PowerShell の使用の詳細については、
ネットワーク負荷分散 (NLB) マネージャーを使用するには、構成しているホストの Administrators グループのメンバーであるか、または適切な権限が委任されている必要があります。クラスターに属さないコンピューターから NLB マネージャーを実行してクラスターまたはホストを構成している場合は、そのコンピューターの Administrators グループのメンバーである必要はありません。
ネットワーク負荷分散クラスターの操作モードを構成するには |
NLB マネージャーを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[ネットワーク負荷分散マネージャー] をクリックします。コマンド プロンプトで「Nlbmgr」と入力して NLB マネージャーを開くこともできます。
NLB マネージャーにクラスターが表示されていない場合は、クラスターに接続してください。
クラスターを右クリックし、[クラスターのプロパティ] を選択します。
[クラスター パラメーター] タブの [クラスター操作モード] で、[ユニキャスト] または [マルチキャスト] を選択します。必要に応じて、[IGMP マルチキャスト] チェック ボックスをオンにして、インターネット グループ管理プロトコル (IGMP) サポートを有効にすることもできます。
その他の考慮事項
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クラスター操作モードのパラメーターは、マルチキャスト メディア アクセス コントロール (MAC) アドレスをクラスター操作に使用するかどうかを指定します。マルチキャストを有効にすると、NLB はクラスター アダプターのクラスター MAC アドレスをマルチキャスト アドレスに変換します。また、アドレス解決プロトコル (ARP) の一環として、クラスターのプライマリ IP アドレスをこのマルチキャスト アドレスに解決します。これにより、ユニキャスト モードでは無効になっていた、元のビルトイン MAC アドレスをアダプターで使用できるようになります。
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インターネット グループ管理プロトコル (IGMP) サポートを有効にする前に、まず、マルチキャスト サポートを有効にする必要があります。IGMP サポートはネットワーク アダプターでも有効にすることができます。
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[IGMP マルチキャスト] チェック ボックスで IGMP サポートを有効にすると、トラフィックは "ネットワーク負荷分散ポート" だけを通過し、これによりスイッチの混雑を制限することができます。つまり、IGMP サポートを有効にすると、NLB クラスターのためのトラフィックが、すべてのスイッチ ポートではなく、クラスター ホストに対応するポートだけを通過します。