パフォーマンス カウンターを保存するカスタム データ コレクター セットを作成して、定義した制限をパフォーマンス カウンターが上回るかまたは下回った場合の警告の動作を構成できます。

データ コレクター セットを作成したら、警告の基準を満たしたときにシステムが実行する動作を構成する必要があります。

ローカルの Performance Log Users または Administrators グループ、またはそれと同等のメンバーシップが、これらの手順を実行するために最低限必要なメンバーシップです。

Performance Log Users グループのメンバーに対してログの記録を有効にする」で説明しているように、Performance Log Users グループに [バッチ ジョブとしてログオン] ユーザー権利を割り当てる必要があります。

パフォーマンス カウンターを監視するためのデータ コレクター セットを作成するには
  1. Windows パフォーマンス モニターのナビゲーション ウィンドウで、[データ コレクター セット] を展開し、[ユーザー定義] を右クリックして [新規作成] をポイントし、[データ コレクター セット] をクリックします。[新しいデータ コレクター セットを作成します] ページが開きます。

  2. データ コレクター セットの名前を入力します。

  3. [手動で作成する] オプションを選択し、[次へ] をクリックします。

  4. [パフォーマンス カウンターの警告] オプションを選択し、[次へ] をクリックします。

  5. [追加] をクリックして [カウンターの追加] ダイアログ ボックスを開きます。カウンターの追加が完了したら、[OK] をクリックしてウィザードに戻ります。

  6. 選択したパフォーマンス カウンターの値に基づいて警告を定義します。

    1. パフォーマンス カウンターの一覧から、監視して警告のトリガーにするカウンターを選択します。

    2. [警告する時期] ボックスの一覧から、パフォーマンス カウンターの値が制限を上回ったときと下回ったときのどちらの場合に警告するかを選択します。

    3. [制限値] ボックスに、しきい値を入力します。

  7. 警告の定義が完了した後、構成を続ける場合は [次へ] をクリックし、終了して現在の構成を保存する場合は [完了] をクリックします。

  8. [次へ] をクリックすると、特定のユーザーとしてデータ コレクター セットを実行するように構成できます。一覧に表示されている既定のユーザー以外を使用する場合は、[変更] をクリックしてユーザー名とパスワードを入力します。

    Performance Log Users グループのメンバーである場合、作成するデータ コレクター セットを、自分自身の資格情報で実行するように構成する必要があります。

  9. [完了] をクリックして Windows パフォーマンス モニターに戻ります。

    • データ コレクター セットのプロパティの表示または追加の変更を行うには、[このデータ コレクター セットのプロパティを開く] チェック ボックスをオンにします。データ コレクター セットのプロパティの詳細については、「データ コレクター セットのプロパティ」を参照してください。

    • データ コレクター セットをすぐに開始し、手順 8. で指定した場所へのデータの保存を始めるには、[このデータ コレクター セットをすぐに開始する] チェック ボックスをオンにします。

    • 収集を開始せずにデータ コレクター セットを保存する場合は、[保存して閉じる] をクリックします。

その他の考慮事項

  • Windows パフォーマンス モニターを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[検索の開始] ボックス内をクリックして「perfmon」と入力し、Enter キーを押します。

  • データ コレクター セットは既定ではシステム ユーザーとして実行されます。どうしても変更する必要がある場合を除き、セキュリティの観点から、この既定値を使用することをお勧めします。

その他の参照情報

警告の動作を構成するには
  1. ナビゲーション ウィンドウで [信頼性とパフォーマンス] を展開します。

  2. [データ コレクター セット]、[ユーザー定義] の順に展開し、パフォーマンス カウンターの警告を設定したデータ コレクター セットの名前をクリックします。

  3. コンソール ウィンドウで、種類が [警告] になっているデータ コレクターの名前を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  4. [<データ コレクター>のプロパティ] ページで、[警告] タブをクリックします。既に構成済みのデータ コレクターおよび警告が表示されます。

  5. [警告の動作] タブをクリックし、警告の基準を満たしたときにイベント ログ "アプリケーションとサービス ログ/Microsoft/Windows/Diagnosis-PLA/Operational" にエントリを書き込むかどうかを選択します。警告の基準を満たしたときにデータ コレクター セットを開始することもできます。

  6. 警告の基準を満たしたときに実行する Windows Management Instrumentation (WMI) タスクと引数を選択する場合は、[警告のタスク] タブをクリックします。

その他の考慮事項

  • Windows パフォーマンス モニターを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[検索の開始] ボックス内をクリックして「perfmon」と入力し、Enter キーを押します。

その他の参照情報