Active Directory Rights Management サービス (AD RMS) クライアントは、Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008、および Windows Server 2008 R2 オペレーティング システムに含まれています。Windows XP、Windows 2000、または Windows Server 2003 をクライアント オペレーティング システムとして使用している場合は、AD RMS クライアントの対応バージョンを Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。
AD RMS クライアントは、Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 に含まれる AD RMS サーバーの役割か、Windows Server 2003 上で動作する以前のバージョンの RMS と共に使用できます。
AD RMS クライアントでは、現在のユーザーのキー ペアを格納するロックボックスを識別するために使用されるコンピューター証明書が作成されます。AD RMS クライアントがコンピューターに存在することを確認するには、コンピューター上で msdrm.dll ファイルを検索します。このファイルは、Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 の機能である Windows リソース保護によって保護され、Microsoft の正式な更新プログラム以外の手段で改変することはできません。
アプリケーションでは、AD RMS クライアントを使用して、著作権管理機能をアプリケーションに組み込むことができます。たとえば、Microsoft Office 2003、Microsoft Office 2007、および Windows Mobile 6 では、AD RMS クライアントを使用して、ドキュメント、電子メール、スプレッドシート、およびスライド プレゼンテーションの著作権を管理する Information Rights Management の機能をサポートしています。
ここでは、次の手順について説明します。