静的ルートを作成すると、指定したネットワーク、次ホップとして機能するゲートウェイのアドレス、および指定したネットワークに送信されたパケットを転送するためのインターフェイスがルーターに通知されます。

この手順を実行するには、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。

IPv4 静的ルートを作成するには
  1. RRAS MMC スナップインで [IPv4] を展開し、[静的ルート] を右クリックして [新しい静的ルート] をクリックします。

  2. [インターフェイス] 一覧で、ルート作成の対象となるネットワークへのパケット転送に使用されるインターフェイスを選択します。

  3. [宛先] で、ネットワークのインターネット プロトコル バージョン 4 (IPv4) アドレスを入力します。

  4. [ネットワーク マスク] で、ネットワーク アドレスに対応するネットワーク マスクを入力します。

  5. [ゲートウェイ] で、転送されたパケットの次ホップとして機能するルーターの IPv4 アドレスを入力します。

  6. [メトリック] で、このルートを使用する場合のコストを示す数を入力します。通常、この値はこのサーバーから宛先ネットワークまでのルーターの数を示します。RRAS で複数の有効なルートの中から選択する必要がある場合は、メトリックが最小のルートが選択されます。

  7. [OK] をクリックして、変更を保存します。新しいルートが [静的ルート] に表示されます。

IPv6 静的ルートを作成するには
  1. RRAS MMC スナップインで [IPv6] を展開し、[静的ルート] を右クリックして [新しい静的ルート] をクリックします。

  2. [インターフェイス] 一覧で、ルート作成の対象となるネットワークへのパケット転送に使用されるインターフェイスを選択します。

  3. [宛先] で、21DA:D3:0:2F3B:: と同じような表記を使用して、ネットワークのインターネット プロトコル バージョン 6 (IPv6) アドレスを入力します。

  4. [プレフィックスの長さ] で、ネットワーク アドレスを表す宛先アドレスのビット数を入力します。通常、この値は 64 ですが、要約ルートを作成する場合は 64 以下にすることもできます。

  5. [ゲートウェイ] で、転送されたパケットの次ホップとして機能するルーターの IPv6 アドレスを入力します。

  6. [メトリック] で、このルートを使用する場合のコストを示す数を入力します。通常、この値はこのサーバーから宛先ネットワークまでのルーターの数を示します。RRAS で複数の有効なルートの中から選択する必要がある場合は、メトリックが最小のルートが選択されます。

  7. [OK] をクリックして、変更を保存します。新しいルートが [静的ルート] に表示されます。

その他の参照情報


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