Windows Server 2008 R2 では、サーバー マネージャーを使用して RD セッション ホスト役割サービスをインストールできます。RD セッション ホスト役割サービスをインストールするその他の方法 (コマンド ライン ツール servermanagercmd.exe の使用など) については、Windows Server 2008 R2 TechCenter のリモート デスクトップ サービスに関するページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=138055) (英語の可能性あり) を参照してください。

リモート デスクトップ サービスがまだサーバーにインストールされていない場合は、次の手順を実行し、サーバー マネージャーを使用して RD セッション ホスト役割サービスをインストールします。既にリモート デスクトップ サービスがサーバーにインストールされている場合は、リモート デスクトップ セッション ホスト役割サービスのインストール (リモート デスクトップ サービスをインストール済みの場合) に関するページを参照してください。

この手順を実行するには、構成しようとしている RD セッション ホストにおいて、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。

重要

RD セッション ホスト役割サービスをインストールするには、コンピューターを再起動する必要があります。

リモート デスクトップ セッション ホスト役割サービスをインストールするには
  1. サーバー マネージャーを開きます。 サーバー マネージャーを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントし、[サーバー マネージャー] をクリックします。

  2. 左側のウィンドウで [役割] を右クリックし、[役割の追加] をクリックします。

  3. 役割の追加ウィザードの [開始する前に] ページで、[次へ] をクリックします。

  4. [サーバーの役割の選択] ページの [役割] で、[リモート デスクトップ サービス] チェック ボックスをオンにします。

    リモート デスクトップ サービスが既にサーバーにインストールされている場合は、[リモート デスクトップ サービス] チェック ボックスがオンになっており、灰色で表示され選択できません (その後ろに "(インストールされています)" と表示されます。

  5. [次へ] をクリックします。

  6. [リモート デスクトップ サービス] ページで、[次へ] をクリックします。

  7. [役割サービスの選択] ページで、[リモート デスクトップ セッション ホスト] チェック ボックスをオンにし、[次へ] をクリックします。

    RD セッション ホスト役割サービスをドメイン コントローラー上にインストールする場合は警告のメッセージが表示されます。これは、RD セッション ホスト役割サービスをドメイン コントローラー上にインストールすることは推奨されないためです。詳細については、ドメイン コントローラーに RD セッション ホストをインストールするを参照してください。

  8. [互換性維持のためのアプリケーションのアンインストールと再インストール] ページで、[次へ] をクリックします。

  9. [リモート デスクトップ セッション ホストの認証方法の指定] ページで、RD セッション ホスト サーバーに対する適切な認証方法を選択し、[次へ] をクリックします。認証方法の詳細については、RD セッション ホスト サーバーのネットワーク レベル認証の設定を構成するを参照してください。

  10. [ライセンス モードの指定] ページで、RD セッション ホスト サーバーで使用する適切なライセンス モードを選択し、[次へ] をクリックします。ライセンス モードの詳細については、「リモート デスクトップ ライセンス モードを指定する」を参照してください。

  11. [この RD セッション ホスト サーバーへのアクセスが許可されたユーザー グループの選択] ページで、この RD セッション ホスト サーバーにリモート接続できるユーザーまたはユーザー グループを選択し、[次へ] をクリックします。詳細については、「Remote Desktop Users グループを構成する」を参照してください。

  12. [クライアント エクスペリエンスの構成] ページで、この RD セッション ホスト サーバーで接続されるリモート クライアントが使用できる機能を選択し、[次へ] をクリックします。詳細については、「RD セッション ホスト サーバーでクライアント エクスペリエンスを構成する」を参照してください。

  13. [インストール オプションの確認] ページで、RD セッション ホスト役割サービスがインストールされることを確認し、[インストール] をクリックします。

  14. [インストールの進行状況] ページに、インストールの進行状況が表示されます。

  15. [インストールの結果] ページで、インストール処理を完了するためにサーバーを再起動するように指示されます。[閉じる] をクリックし、[役割サービスの追加] ウィンドウで [はい] をクリックして、サーバーを再起動します。

  16. 別のプログラムが実行中であると表示された場合は、次のいずれかの操作を行います。

    • プログラムを手動で終了し、後でサーバーを再起動するには、[キャンセル] をクリックします。

    • 自動的にプログラムを終了してサーバーを再起動するには、[今すぐ再起動する] をクリックします。

  17. サーバーを再起動し、コンピューターにログオンし直すと、インストールの残りの手順が完了します。[インストールの結果] ページが表示されたら、RD セッション ホストが正常にインストールされたことを確認します。

    RD セッション ホストがインストールされたことを確認するには、次の手順を実行します。

    1. サーバー マネージャーを起動します。

    2. [役割の概要] で [リモート デスクトップ サービス] をクリックします。

    3. [システム サービス] で、[リモート デスクトップ サービス] の状態が [実行中] になっていることを確認します。

    4. [役割サービス] で、[リモート デスクトップ セッション ホスト] の状態が [インストール済み] になっていることを確認します。

リモート デスクトップ セッション ホスト役割サービスをインストールする (リモート デスクトップ サービスをインストール済みの場合)

リモート デスクトップ サービスが既にサーバーにインストールされている場合は、次の手順を実行して RD セッション ホスト役割サービスをインストールします。

この手順を実行するには、構成しようとしている RD セッション ホストにおいて、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。

重要

RD セッション ホスト役割サービスをインストールするには、コンピューターを再起動する必要があります。

リモート デスクトップ セッション ホスト役割サービスをインストールするには (リモート デスクトップ サービスをインストール済みの場合)
  1. サーバー マネージャーを開きます。 サーバー マネージャーを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントし、[サーバー マネージャー] をクリックします。

  2. 左側のウィンドウで、[役割] を展開します。

  3. [リモート デスクトップ サービス] を右クリックし、[役割サービスの追加] をクリックします。

  4. [役割サービスの選択] ページで、[リモート デスクトップ セッション ホスト] チェック ボックスをオンにし、[次へ] をクリックします。

    RD セッション ホスト役割サービスをドメイン コントローラー上にインストールする場合は警告のメッセージが表示されます。これは、RD セッション ホスト役割サービスをドメイン コントローラー上にインストールすることは推奨されないためです。詳細については、ドメイン コントローラーに RD セッション ホストをインストールするを参照してください。

  5. [互換性維持のためのアプリケーションのアンインストールと再インストール] ページで、[次へ] をクリックします。

  6. [リモート デスクトップ セッション ホストの認証方法の指定] ページで、RD セッション ホスト サーバーに対する適切な認証方法を選択し、[次へ] をクリックします。認証方法の詳細については、RD セッション ホスト サーバーのネットワーク レベル認証の設定を構成するを参照してください。

  7. [ライセンス モードの指定] ページで、RD セッション ホスト サーバーで使用する適切なライセンス モードを選択し、[次へ] をクリックします。ライセンス モードの詳細については、「リモート デスクトップ ライセンス モードを指定する」を参照してください。

  8. [この RD セッション ホスト サーバーへのアクセスが許可されたユーザー グループの選択] ページで、この RD セッション ホスト サーバーにリモート接続できるユーザーまたはユーザー グループを選択し、[次へ] をクリックします。詳細については、「Remote Desktop Users グループを構成する」を参照してください。

  9. [クライアント エクスペリエンスの構成] ページで、この RD セッション ホスト サーバーで接続されるリモート クライアントが使用できる機能を選択し、[次へ] をクリックします。詳細については、「RD セッション ホスト サーバーでクライアント エクスペリエンスを構成する」を参照してください。

  10. [インストール オプションの確認] ページで、RD セッション ホスト役割サービスがインストールされることを確認し、[インストール] をクリックします。

  11. [インストールの進行状況] ページに、インストールの進行状況が表示されます。

  12. [インストールの結果] ページで、インストール処理を完了するためにサーバーを再起動するよう促されます。[閉じる] をクリックし、[役割サービスの追加] ウィンドウで [はい] をクリックして、サーバーを再起動します。

  13. まだ別のプログラムが実行中であると表示された場合は、次のいずれかの操作を行います。

    • 後でプログラムを手動で終了してからサーバーを再起動するには、[キャンセル] をクリックします。

    • 自動的にプログラムを終了してサーバーを再起動するには、[今すぐ再起動する] をクリックします。

  14. サーバーを再起動し、コンピューターにログオンし直すと、インストールの残りの手順が完了します。[インストールの結果] ページが表示されたら、RD セッション ホストが正常にインストールされたことを確認します。

    RD セッション ホストがインストールされたことを確認するには、次の手順を実行します。

    1. サーバー マネージャーを起動します。

    2. [役割の概要] で [リモート デスクトップ サービス] をクリックします。

    3. [システム サービス] で、[リモート デスクトップ サービス] の状態が [実行中] になっていることを確認します。

    4. [役割サービス] で、[リモート デスクトップ セッション ホスト] の状態が [インストール済み] になっていることを確認します。


目次