Windows Server バックアップ ツール、または現在の環境で展開しているバックアップ ソフトウェアを使用して、リモート デスクトップ ライセンス サーバーを定期的にバックアップしてください。バックアップを定期的に行うことで、ハードウェアや記憶域の障害がシステムで発生した場合に、ライセンス データが不用意に失われるのを防ぐことができます。

ライセンス サーバーをバックアップするときは、システム状態データと、RD ライセンス データベースがインストールされているフォルダーの両方をバックアップしてください。そうすることで、レジストリ内のデータと RD ライセンス データベース内のデータの両方が確実にバックアップされます。

[構成の確認] を使用すると、RD ライセンス データベースがインストールされているフォルダーを検索できます。[構成の確認] の詳細については、「リモート デスクトップ ライセンス サーバーの構成を確認する」を参照してください。

システム状態データと RD ライセンス データベースを同じライセンス サーバー コンピューターに復元する場合は、そのコンピューターでオペレーティング システムを置き換えていない限り、未発行のライセンスがすべて正常に復元されます。同じコンピューターに復元しない場合は、検出された未発行のライセンスはどれも復元されず、イベントがイベント ビューアーのシステム ログに記録されます。この場合も、Microsoft クリアリングハウスに電話で連絡し、ライセンスの再発行を要求することで、未発行のライセンスを復元できます。


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