RD セッション ホスト サーバーにリモートで接続するには、ユーザーは資格情報を入力する必要があります。この情報は、ユーザーを認証するため、およびユーザーが実行を許可されている操作を RD セッション ホスト サーバーが判定するために必要です。
既定では、RD セッション ホスト サーバーにリモートで接続するときにリモート デスクトップ接続を使用してユーザーが入力したログオン情報が使用されます。
クライアントから提供されたログオン情報を使用するほかに、接続の [プロパティ] ダイアログ ボックスの [ログオン設定] タブで、接続に対して使用するログオン情報を指定することができます。
RD セッション ホスト サーバーに接続するときに保存されている資格情報を使用するようにユーザーがリモート デスクトップ接続を構成した場合でも、RD セッション ホスト サーバーに接続するときにパスワードの入力を求めるプロンプトを必ず表示するように指定することもできます。
接続のログオン設定を構成するには、次の手順を実行します。
この手順を実行するには、構成しようとしている RD セッション ホストにおいて、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。 適切なアカウントおよびグループ メンバーシップの使用の詳細については、
接続のログオン設定を構成するには |
RD セッション ホスト サーバーで、リモート デスクトップ セッション ホストの構成を開きます。リモート デスクトップ セッション ホストの構成を開くには、[スタート] ボタンをクリックして [管理ツール]、[リモート デスクトップ サービス] の順にポイントし、[リモート デスクトップ セッション ホストの構成] をクリックします。
[接続] で、接続の名前を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
接続の [プロパティ] ダイアログ ボックスの [ログオン設定] タブで、環境に合わせてログオン設定を構成し、[OK] をクリックします。
注 [常にパスワードの入力を求める] チェック ボックスがオンになっており、選択できない場合は、[接続するたびにパスワードを要求する] グループ ポリシー設定が有効になっており、RD セッション ホスト サーバーに適用されています。
また、[接続するたびにパスワードを要求する] グループ ポリシー設定を適用することで、RD セッション ホスト サーバーにリモートで接続するときにパスワードを要求するよう指定することもできます。このグループ ポリシー設定は、コンピューターの構成\ポリシー\管理用テンプレート\Windows コンポーネント\リモート デスクトップ サービス\リモート デスクトップ セッション ホスト\セキュリティにあり、ローカル グループ ポリシー エディターまたはグループ ポリシー管理コンソール (GPMC) を使用して構成できます。グループ ポリシー設定は、リモート デスクトップ セッション ホストの構成での設定よりも優先されます。
リモート デスクトップ サービスのグループ ポリシー設定の詳細については、リモート デスクトップ サービスのテクニカル リファレンス (英語の可能性あり)(
リモート デスクトップ サービスの詳細については、Windows Server 2008 R2 TechCenter のリモート デスクトップ サービスに関するページ (英語の可能性あり)(