手書き認識を使用すると、さまざまな言語の手書きテキストを読み取ることができます。手書き認識のコンポーネント群をインストールした後は、アプリケーションから手書き認識アプリケーション プログラミング インターフェイス (API) によってコンポーネントを呼び出すことができます。この機能を使用するには、インク サポートがインストールされている必要があります。

手書き認識とは

手書き認識とは、ユーザーがタブレット入力パネル (TIP) を起動し、目的の言語を使って TIP 上にテキストを手書き入力して自動変換および自動認識させ、Microsoft Outlook® や Word などのアプリケーションに挿入できる機能です。手書き認識エンジンには個人用設定の機能があり、ユーザーの書き方や入力内容を学習するため、使用していくにつれて使い勝手が向上します。

Windows 7 でサポートされている言語

Windows Vista における手書き認識のサポート対象言語は、英語 (米国、英国)、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、オランダ語、スペイン語、ポルトガル語 (ブラジル) の 8 つのラテン言語と、日本語、中国語 (繁体字、簡体字)、韓国語の 3 つの東アジア言語でした。それらに加え、Windows 7 では、ノルウェー語 (ブークモール、ニーノシュク)、スウェーデン語、フィンランド語、デンマーク語、ポーランド語、ポルトガル語 (ポルトガル)、ルーマニア語、セルビア語 (キリル、ラテン)、カタルニア語、ロシア語、チェコ語、クロアチア語の 14 言語が新たにサポートされています。

Windows 7 における個人用設定機能のサポート対象言語は、英語 (米国、英国)、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、オランダ語、ポルトガル語 (ブラジル)、ノルウェー語 (ブークモール、ニーノシュク)、スウェーデン語、フィンランド語、デンマーク語、ポーランド語、ポルトガル語 (ポルトガル)、ルーマニア語、セルビア語 (キリル、ラテン)、カタルニア語、ロシア語、チェコ語、およびクロアチア語です。

数式の認識

数式を扱うユーザーは、Windows 7 の新しいアクセサリである数式入力パネルを使用して、手書き認識による数式入力ができます。数式入力パネルでは、手書き入力された数式を認識し、強力な訂正機能で入力内容を修正して、対象のプログラムに数式を挿入できます。また、開発者は数式入力コントロールを使うことで、数式入力パネルと同じ認識機能や訂正機能を備えた手書き数式認識をアプリケーションに直接組み込むことができ、より的確な制御やカスタマイズを実現できます。

関連項目