現在のコンソール内の変数を取得します。

構文

Get-Variable [[-Name] <string[]>] [-Exclude <string[]>] [-Include <string[]>] [-Scope <string>] [-ValueOnly] [<CommonParameters>]

説明

Get-Variable コマンドレットは、現在のコンソールの Windows PowerShell 変数を取得します。ValueOnly パラメーターを指定すると、変数の値だけを取得し、名前に基づいてその取得した変数をフィルターすることができます。

パラメーター

-Exclude <string[]>

指定した項目を除外します。ワイルドカードを使用できます。

必須

false

位置

named

既定値

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

-Include <string[]>

コマンドレットの処理対象とする項目を指定し、それ以外の項目は除外します。ワイルドカードを使用できます。

必須

false

位置

named

既定値

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

-Name <string[]>

変数の名前を指定します。

必須

false

位置

1

既定値

パイプライン入力を許可する

true (ByValue, ByPropertyName)

ワイルドカード文字を許可する

false

-Scope <string>

指定されたスコープの変数のみを取得します。指定可能な値は、Global、Local、Script、または現在のスコープの相対的な数値 (0 ~スコープの数。ここで 0 は現在のスコープを表し、1 はその親を表す) です。既定値は Local です。詳細については、「about_Scopes」を参照してください。

必須

false

位置

named

既定値

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

-ValueOnly

変数の値のみを取得します。

必須

false

位置

named

既定値

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

<CommonParameters>

このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: -Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable。Ô”¼š¤Ë¤Ä¤¤¤Æ¤Ï¡¢次を参照してください: about_Commonparameters.

入力と出力

入力値の型は、コマンドレットへのパイプが可能なオブジェクトの型です。戻り値の型は、コマンドレットによって返されるオブジェクトの型です。

入力

System.String

パイプを使用して変数名を含む文字列を Get-Variable に渡すことができます。

出力

変数オブジェクト

Get-Variable は、取得された各変数に対応する System.Management.Automation 変数オブジェクトを返します。オブジェクトの型は、変数によって異なります。

このコマンドレットは環境変数を管理しません。環境変数を管理するには、環境変数プロバイダーを使用します。

例 1

C:\PS>get-variable m*

説明
-----------
このコマンドは、"m" という文字で始まる名前の変数を表示します。変数の値も表示されます。






例 2

C:\PS>get-variable m* -valueonly

説明
-----------
このコマンドは、"m" という文字で始まる名前の変数の値のみを表示します。






例 3

C:\PS>get-variable -include M*,P* | sort-object name

説明
-----------
このコマンドは、"M" または "P" という文字で始まる変数の情報を取得します。結果はパイプを使用して Sort-Object コマンドレットに渡され、名前に基づいて並べ替えられて表示されます。






例 4

C:\PS>get-variable -scope 0

C:\PS> compare-object (get-variable -scope 0) (get-variable -scope 1)

説明
-----------
最初のコマンドは、ローカル スコープで定義されている変数のみを取得します。このコマンドは "get-variable -scope local" と同じで、"gv -s 0" と短縮できます。

2 番目のコマンドは、Compare-Object コマンドレットを使用して、親スコープ (Scope 1) で定義されている変数を調べますが、それらの変数はローカル スコープ (Scope 0) でのみ表示可能です。






関連項目




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