Windows システム リソース マネージャーに組み込まれているリソース割り当てのポリシーを使用すると、直ちにリソースの管理を開始できます。組み込みポリシーには次のものがあります。

  • Equal_Per_Process : 管理できるすべてのプロセスに、使用可能な CPU 帯域幅を均等に割り当てます。

  • Equal_Per_User : 1 人のユーザーが実行するすべてのプロセスの合計 CPU 消費が均等になるように、プロセスを実行中の各ユーザーに、使用可能な CPU 帯域幅を割り当てます。

  • Equal_Per_IISAppPool : 管理対象のコンピューター上で実行中の各 IIS アプリケーション プールに、使用可能な CPU 帯域幅の 99% を均等に割り当てます。

  • Equal_Per_Session : RD セッション ホスト サーバー上で、各リモート デスクトップ サービス セッションによって消費される CPU 量の合計が均等になるように、使用可能な CPU 帯域幅を割り当てます。

  • Weighted_Remote_Sessions : RD セッション ホスト サーバー上で、各リモート デスクトップ サービス セッションによって消費される CPU 量を、ユーザーが割り当てられている優先順位に応じて割り当てます。

タスク 参照先

Windows システム リソース マネージャーがインストールされていることを確認する。

Windows システム リソース マネージャーをインストールする

Windows システム リソース マネージャーで管理できない、または管理する必要がないアプリケーションを、ユーザー定義の除外一覧に追加する。

要件を満たす組み込みのリソース割り当てのポリシーを選択する。

リソース割り当てのポリシーを操作する

リソース割り当てのポリシーを構成してコンピューターを管理する。別の方法として、ポリシーを使用してカレンダー イベントやスケジュールを作成することもできます。

アカウンティング データを収集してポリシーの管理対象リソースを確認する必要はあるが、管理を有効にする必要がない場合は、ポリシーを [管理] ではなく [プロファイル] に設定します。

管理対象コンピューターのパフォーマンスを、期待値および目標値と比較する。

必要に応じて、組み込みのリソース割り当てのポリシーから要件を満たす別のポリシーを選択するか、カスタムのリソース割り当てのポリシーを作成する。

その他の考慮事項

  • Windows システム リソース マネージャーに用意されている 5 つのリソース割り当てのポリシーは、コンピューター間でエクスポートできます。

  • 重要なオペレーティング システム プロセスは、組み込みのリソース割り当てのポリシーでは除外されています。


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