Windows システム リソース マネージャーでは、アカウンティング データの保存に任意の使用可能なディスク領域が使用されますが、自動的に古い記録が上書きされたり記憶領域が再利用されることはありません。アカウンティング データのアーカイブと削除を行って、アカウンティング データベースのサイズを管理することが必要です。
重要 | |
アーカイブされた記録を削除しても、アカウンティング データベースのディスク使用量は減りません。データベースが大きくなり過ぎた場合は、このトピックの後半の「Windows システム リソース マネージャーのデータベースのサイズを縮小する」を参照してください。 |
アカウンティング システムのディスク使用量は、古い記録を削除しない限り増加するため、オペレーティング システムで使用されるボリュームとは別のボリュームを使用するようにアカウンティング システムを構成する必要があります。こうすることにより、オペレーティング システムのディスク領域が不足する可能性が少なくなります。
アカウンティング情報をアーカイブする
この手順を実行するには、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。
アカウンティング情報をアーカイブするには |
Windows システム リソース マネージャーを開きます。Windows システム リソース マネージャーを開くには、[スタート] ボタン、[管理ツール]、[Windows システム リソース マネージャー] の順にクリックします。
[コンピューターに接続] ダイアログ ボックスで、[このコンピューター] を選択して [接続] をクリックします。
コンソール ツリーで、[アカウンティング] を右クリックし、[情報のアーカイブまたは削除] をクリックします。
[情報のアーカイブまたは削除] ダイアログ ボックスの [開始日] ボックスの一覧で、アーカイブするデータの開始日を選択します。
[終了日] ボックスの一覧で、アーカイブするデータの終了日を選択します。
[アカウンティング情報を検討するコンピューター] で、以下のいずれかを実行します。
- [コンピューターの指定] をクリックし、1 つのコンピューター名を入力するか、複数のコンピューター名をコンマで区切って入力します。
- [すべてのコンピューター] をクリックします。
- [コンピューターの指定] をクリックし、1 つのコンピューター名を入力するか、複数のコンピューター名をコンマで区切って入力します。
アーカイブのオプションを構成するには、[データのアーカイブ] チェック ボックスをオンにします。
[アーカイブ ファイル] ボックスで、アーカイブ データのファイル名とパスを入力するか、または、[参照] をクリックして、アーカイブ ファイルを保存するディレクトリを探します。
[ファイル形式] ボックスで、ファイル形式を選択します。
必要に応じて、[データベースからエントリを削除する] チェック ボックスをオンにします。
Windows システム リソース マネージャーのデータベースのサイズを縮小する
データベースからエントリをアーカイブまたは削除して、Windows システム リソース マネージャーが使用しているディスク容量を減らす場合は、データベースを縮小する必要があります。この手順では、2 つの無料のユーティリティをダウンロードしてインストールする必要があります。
データベース ユーティリティをダウンロードしてインストールする
Microsoft SQL Server Native Client
まず、Microsoft SQL Server Native Client をダウンロードしてインストールします。これは単一のダイナミック リンク ライブラリ (DLL) で、SQL Server 2005 の機能を使用するアプリケーション用のランタイム サポートが含まれています。
- X86 ベースのオペレーティング システム用の Microsoft SQL Server Native Client のダウンロードについては、
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=94787 (英語の可能性あり) を参照してください。 - X64 ベースのオペレーティング システム用の Microsoft SQL Server Native Client のダウンロードについては、
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=94788 (英語の可能性あり) を参照してください。 - IA64 ベースのオペレーティング システム用の Microsoft SQL Server Native Client のダウンロードについては、
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=94789 (英語の可能性あり) を参照してください。
Microsoft SQL Server 2005 コマンド ライン クエリ ユーティリティ
次に、SQL Server 2005 コマンド ライン クエリ ユーティリティをダウンロードしてインストールします。このユーティリティを使用すると、SQL Server 7.0、SQL Server 2000、および SQL Server 2005 のインスタンスに接続し、Transact-SQL バッチを送信して、これらのインスタンスから行セット情報を出力できます。
注 | |
SQLCMD は ISQL および OSQL の代わりに使用できるユーティリティですが、ISQL および OSQL のインストールと共存させることもできます。 |
- X86 ベースのオペレーティング システム用の Microsoft SQL Server 2005 コマンド ライン クエリ ユーティリティのダウンロードについては、
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=94790 (英語の可能性あり) を参照してください。 - X64 ベースのオペレーティング システム用の Microsoft SQL Server 2005 コマンド ライン クエリ ユーティリティのダウンロードについては、
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=94791 (英語の可能性あり) を参照してください。 - IA64 ベースのオペレーティング システム用の Microsoft SQL Server 2005 コマンド ライン クエリ ユーティリティのダウンロードについては、
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=94792 (英語の可能性あり) を参照してください。
SQL ユーティリティを使用してデータベースを縮小する
Windows システム リソース マネージャーのネイティブ データベースを縮小する手順を次に示します。
この手順を実行するには、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。
データベースを縮小するには |
アカウンティング データベースが配置されているコンピューターで、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントして、[アクセサリ] をクリックします。
[コマンド プロンプト] を右クリックして [管理者として実行] をクリックします。
コマンド プロンプトで、「cd %windir%\system32\windows system resource manager\db」と入力し、Enter キーを押します。
コマンド プロンプトで、「shrinkdb.cmd」と入力し、Enter キーを押します。
その他の考慮事項
- 他のアプリケーションを使用してアカウンティング データベースをバックアップするには、まず Windows システム リソース マネージャー サービスを停止する必要があります。
- [アカウンティング] が有効になっている場合は、管理の種類が [管理] および [プロファイル] のどちらでもアカウンティング データが生成されます。
その他の参照情報
- Windows システム リソース マネージャー
- Windows システム リソース マネージャーでアカウンティング データを記録する
- Windows システム リソース マネージャーの詳細については、
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=90924 (英語の可能性あり) を参照してください。