Windows Server® 2008 R2 をセットアップする際、コンピューターのセキュリティと信頼性を強化するのに役立つ設定を選択できます。このトピックでは、Microsoft が推奨する設定について説明します。

Windows 自動更新とフィードバックの設定を有効にする

このセクションでは、[自動更新とフィードバックを有効にする] ダイアログ ボックスで変更可能な設定について説明します。

自動更新とフィードバックを有効にする

このオプションを選択すると、次の機能の推奨設定が有効になります。

  • Windows 自動更新。推奨設定を使用すると、Microsoft の重要な更新プログラムや推奨される更新プログラムがリリースされたときに、Windows によって自動的にコンピューターにインストールされます。重要な更新プログラムでは、セキュリティおよび信頼性の向上など、大きな利点が提供されます。推奨される更新プログラムは、重大でない問題に対処し、コンピューティング環境を向上するために役立ちます。オプションの更新プログラムは、自動的にはダウンロードまたはインストールされません。コントロール パネルの [Windows Update] を開くことで、更新の設定をカスタマイズすることができます。

    更新プログラムの詳細をオンラインで表示します

  • Windows エラー報告。Windows エラー報告が有効になっており (推奨)、Windows エラー報告と連携して機能するよう設計されている Windows またはプログラムで問題が生じると、Windows は、各問題を識別し解決策をチェックするのに役立つよう、情報を自動的に Microsoft へ送信します。場合によっては、報告に意図せず個人情報が含まれることがあります。この種の情報が報告に含まれる可能性がある場合、Windows は、報告を送信するかどうかをたずねるメッセージを表示します。Microsoft がお客様個人を特定するためや、お客様と連絡をとるために、これらの報告に含まれる情報を使用することはありません。解決策が存在する場合は、報告した問題を解決する手順、またはインストールすべき更新プログラムとして、それらが提示されます。すべての問題に解決策があるとは限らないため、送信する情報は、Microsoft が新しい解決策を作成するのにも役立ちます。

    エラー報告の詳細をオンラインで表示します

  • カスタマー エクスペリエンス向上プログラム (CEIP)。 CEIP を有効にすると (推奨)、Microsoft はお客様のシステム構成、Windows のいくつかのコンポーネントのパフォーマンス、特定の種類のイベントの統計情報を収集します。Windows は、収集した情報の要約が格納された小さなファイルを定期的に Microsoft にアップロードします。アップロードされたデータには、お客様またはお客様の会社を特定できる情報は含まれていません。Microsoft が他の会社とこの情報を共有することはありません。お客様のために Microsoft のソフトウェアを向上させる目的のみにこの情報を使用します。

    CEIP の詳細をオンラインで表示します

Microsoft では、推奨される設定を使用することを強くお勧めします。サーバー マネージャーを開くことで、後から設定を変更することができます。

手動で設定を構成する

このオプションを選択すると、Windows 自動更新、Windows エラー報告、カスタマー エクスペリエンス向上プログラムの設定をカスタマイズすることができます。

Windows エラー報告を手動で構成する方法の詳細については、「Windows エラー報告」を参照してください。

Windows CEIP の設定を手動で構成する方法の詳細については、「カスタマー エクスペリエンス向上プログラム」を参照してください。

Windows 自動更新の設定を手動で構成する

Windows 自動更新の設定をカスタマイズするには、以下の手順を実行します。

Windows 自動更新の設定を手動で構成するには
  1. [自動更新とフィードバックを有効にする] ダイアログ ボックスで、[手動で設定を構成する] をクリックします。

  2. [Windows 自動更新] 領域で、[設定の変更] をクリックします。

  3. 既定では、[設定の変更] ダイアログ ボックスで [更新プログラムを自動的にインストールする] がオンになっています。既定の設定を変更するには、以下のいずれかの設定を選択します。

    • [更新プログラムをダウンロードするが、インストールを行うかどうかは選択する] : Windows 自動更新によって更新プログラムが自動的にダウンロードされますが、ユーザーがダウンロードされた更新プログラムを確認し、必要な更新プログラムだけをインストールすることができます。

    • [更新プログラムを確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する] : Windows 自動更新によって更新プログラムが確認され、更新プログラムが利用可能であればデスクトップ トレイ内の通知アイコンでユーザーに通知されますが、ユーザーが選択した更新プログラムだけがダウンロードおよびインストールされます。

    • [更新プログラムを確認しない (推奨されません)] : [初期構成タスク] ウィンドウで [更新プログラムのダウンロードとインストール] をクリックするか、コントロール パネルで Windows 自動更新を開き、更新プログラムのインストールを手動で指示しない限り、Windows Update による更新プログラムの確認もインストールも行われません。

  4. 推奨される更新プログラムや重要な更新プログラムを Windows 自動更新で識別する場合は、[推奨される更新プログラム] 領域で [推奨される更新プログラムについてもダウンロード、インストール、および通知する] を選択します。

  5. [OK] をクリックして変更内容を保存し、[設定の変更] ダイアログ ボックスを閉じます。