オンライン レスポンダー Web プロキシ キャッシュは、オンライン レスポンダーのサービス インターフェイスを表します。このキャッシュは、インターネット インフォメーション サービス (IIS) によってホストされる Internet Server Application Programming Interface (ISAPI) 拡張として実装されており、次の操作を実行します。

  • 要求のデコード: オンライン レスポンダー Web プロキシは要求を受信すると、その要求をデコードし、検証対象の証明書のシリアル番号を抽出しようとします。

  • 応答のキャッシュ: 要求を受信し、証明書のシリアル番号を抽出した後、オンライン レスポンダー Web プロキシは、ローカル キャッシュに有効な応答があるかどうかを確認します。キャッシュ エントリの有効期間は、対応する応答の生成元となった証明書失効リスト (CRL) の有効期間に既定で設定されます。

オンライン レスポンダーの Web プロキシ関連の次の設定を変更できます。

  • [Web プロキシのスレッド数]: この設定は、オンライン レスポンダーの ISAPI 拡張によって要求を処理するために割り当てられるスレッドの数を表します。スレッド数を増やすと、サーバーのメモリ消費量が高くなり、スレッド数を減らすと、同時に処理可能なクライアントの数が減ります。

  • [キャッシュ エントリ数]: キャッシュはオンライン レスポンダーの ISAPI 拡張の一部として実装されており、メモリ内キャッシュです。推奨されるキャッシュ サイズは 1,000 ~ 10,000 エントリです。キャッシュ エントリの最小数は 5 です。キャッシュ サイズを小さくすると、キャッシュ フォールトが起きやすくなり、オンライン レスポンダー サービスの検索と署名操作の負荷が高くなります。キャッシュ サイズを増やすと、オンライン レスポンダーのメモリ使用量が増えます。

この手順を実行するには、オンライン レスポンダーをホストするサーバー上での "オンライン レスポンダーの管理" のアクセス許可が必要です。公開キー基盤 (PKI) の管理の詳細については、「役割ベースの管理を実装する」を参照してください。

オンライン レスポンダー Web プロキシを変更するには
  1. オンライン レスポンダー スナップインで、オンライン レスポンダーを選択します。

  2. [操作] メニューで [レスポンダーのプロパティ] をクリックするか、[操作] ウィンドウで [レスポンダーのプロパティ] をクリックします。

  3. [Web プロキシ] タブをクリックし、目的の Web プロキシ オプションを変更して、[OK] をクリックします。


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