探索やログオンを実行し、ターゲットの場所をお気に入りの場所にするには、[クイック接続] を使用します。ターゲットの IP アドレスまたはドメイン ネーム システム (DNS) 名を入力し、[クイック接続] をクリックします。システムを再起動すると、[クイック接続] で指定したターゲットへの接続が自動的に試みられます。

[ターゲット] タブで接続、セッション、およびデバイスの情報を表示するには、先に [クイック接続] タブまたは [探索] タブを使用してターゲットを探索する必要があります。

重要

ダイジェストを使用する、またはチャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル (CHAP) セキュリティを必要とする高度な接続の場合は、接続機能を使用する必要があります。クイック接続は、CHAP セキュリティをサポートするデバイスへのログオンをサポートしません。

ターゲットが一覧に表示されるときは、[接続] を使用できます。この機能を使用すると、非固定接続を行い、マルチパス オプションおよび他の詳細なオプションをサポートするものとして接続を指定できます。

マルチパス I/O (MPIO) 機能は、サーバー バージョンの Windows にのみ含まれます。

[接続] を使用して指定できる詳細なオプションには、使用する IP アドレスとターゲット ポート、ヘッダーおよびデータ ダイジェストの巡回冗長検査 (CRC)、CHAP ログオン情報、インターネット プロトコル セキュリティ (IPsec) の情報などの接続オプションがあります。

CHAP を使用するには、イニシエーターにユーザー名と CHAP シークレットの両方を設定する必要があります。通常、CHAP ユーザー名はターゲットに渡され、ターゲットはプライベート テーブルでそのユーザー名に対する CHAP シークレットを検索します。既定では、Microsoft iSCSI イニシエーター サービスはイニシエーター ノード名を CHAP ユーザー名として使用します。ログイン要求に CHAP ユーザー名を渡すことで、この動作を上書きできます。Microsoft iSCSI イニシエーターのカーネル モード ドライバーでは、CHAP ユーザー名が 223 文字以下に制限されます。

同じターゲットに対して複数のセッションを作成できます。追加の接続を作成するには、[検出されたターゲット] でターゲットを選択し、[接続] をクリックします。

同じターゲットへの複数セッションの作成は、iSCSI ターゲットが複数セッションのログインを許可するかどうか、および接続数についての制限に既に達しているかどうかに依存します。

接続全体を切断するには、[検出されたターゲット] でターゲットを選択し、[切断] をクリックします。

1 つのターゲットに複数の接続を作成できるので、[プロパティ] をクリックして現在のセッションを表示し、個別のセッションを切断できます。

[デバイス] をクリックすると、ターゲット接続と関連付けられているデバイスを表示できます。

関連項目