Windows リソース モニターでは、任意の列でテーブル データを並べ替えて、どのプロセスでどのリソースが使用されているかを特定できます。次の手順では、リソース モニターを使用して、いくつかの一般的なトラブルシューティング作業を完了する方法について説明します。

テーブルに表示されたデータの定義を表示するには、詳細を表示する列タイトル上にマウス ポインターを移動します。

リソース モニターを起動するには
  • [スタート] ボタンをクリックし、[検索の開始] ボックス内をクリックして「resmon.exe」と入力し、Enter キーを押します。

現時点の CPU 使用量が最も高いプロセスを特定するには
  1. [CPU] タブをクリックします。

  2. [プロセス] の [CPU] をクリックし、現在の CPU リソース消費量でプロセスを並べ替えます。

    リソース モニターでは、プログラムを終了したときに表示設定が保存されます。結果が降順で並べ替えられている場合、並べ替えの順序を逆にし、リソース消費量の最も高いプロセスを一覧の一番上に表示するには、列ラベルを再度クリックする必要があります。

  3. [イメージ] に最初に表示されたプロセス名は、[CPU] の値が最高のプロセスでもあり、CPU の大部分を使用しているプロセスになります。

サービスの CPU 使用状況をプロセスごとに表示するには
  1. [CPU] タブをクリックします。

  2. [プロセス] の [イメージ] 列で、使用状況の詳細を表示するサービスの名前の横にあるチェック ボックスをオンにします。複数のサービスを選択できます。オンにしたサービスは、列の一番上に移動されます。

  3. [サービス] のタイトル バーをクリックしてテーブルを展開します。

  4. [サービス] のデータを確認して、選択されたサービスでホストされるプロセスの一覧を表示し、CPU 使用状況を表示します。

ファイルを使用しているプロセスを特定するには
  1. [CPU] タブ、[関連付けられたハンドル] のタイトル バーの順にクリックし、テーブルを展開します。

  2. [検索ハンドル] ボックス内をクリックし、検索するファイルの名前を入力して、[検索] ボタンをクリックします。

    検索文字列では大文字と小文字は区別されず、ワイルドカード文字はサポートされていません。検索ボックスには、ファイル名またはパスの全部または一部を入力できます。たとえば、「c:\windows」で検索すると、ファイル パスの一部に「c:\windows」が含まれるすべてのファイルが返されます。

  3. 結果を確認して、ファイルを使用しているプロセスを特定します。

プロセスの接続先のネットワーク アドレスを特定するには
  1. [ネットワーク] タブ、[TCP 接続] のタイトル バーの順にクリックして、テーブルを展開します。

  2. 特定するネットワーク接続を行っているプロセスを探します。テーブル内に多数のエントリがある場合、[イメージ] をクリックして実行可能ファイル名で並べ替えることができます。

  3. [リモート アドレス] 列および [リモート ポート] 列を確認し、プロセスの接続先のネットワーク アドレスとポートを確認します。

すべての記憶装置の利用可能な領域を表示するには
  • [ディスク] タブ、[記憶域] のタイトル バーの順にクリックし、テーブルを展開します。[利用可能な領域] 列に、システムの物理ディスクごとに空き領域のサイズ (MB 単位) が表示されます。

プログラムで利用可能なメモリのサイズを表示するには
  1. [メモリ] タブをクリックします。

  2. [物理メモリ] で [プログラム用として利用可能] の値を確認します。利用可能なメモリは、スタンバイ メモリと空きメモリの合計になります。空きメモリにはゼロ ページ メモリが含まれます。

その他の参照情報