Windows リソース モニターでは、任意の列でテーブル データを並べ替えて、どのプロセスでどのリソースが使用されているかを特定できます。次の手順では、リソース モニターを使用して、いくつかの一般的なトラブルシューティング作業を完了する方法について説明します。
注 | |
テーブルに表示されたデータの定義を表示するには、詳細を表示する列タイトル上にマウス ポインターを移動します。 |
リソース モニターを起動するには |
[スタート] ボタンをクリックし、[検索の開始] ボックス内をクリックして「resmon.exe」と入力し、Enter キーを押します。
現時点の CPU 使用量が最も高いプロセスを特定するには |
[CPU] タブをクリックします。
[プロセス] の [CPU] をクリックし、現在の CPU リソース消費量でプロセスを並べ替えます。
注 リソース モニターでは、プログラムを終了したときに表示設定が保存されます。結果が降順で並べ替えられている場合、並べ替えの順序を逆にし、リソース消費量の最も高いプロセスを一覧の一番上に表示するには、列ラベルを再度クリックする必要があります。
[イメージ] に最初に表示されたプロセス名は、[CPU] の値が最高のプロセスでもあり、CPU の大部分を使用しているプロセスになります。
サービスの CPU 使用状況をプロセスごとに表示するには |
[CPU] タブをクリックします。
[プロセス] の [イメージ] 列で、使用状況の詳細を表示するサービスの名前の横にあるチェック ボックスをオンにします。複数のサービスを選択できます。オンにしたサービスは、列の一番上に移動されます。
[サービス] のタイトル バーをクリックしてテーブルを展開します。
[サービス] のデータを確認して、選択されたサービスでホストされるプロセスの一覧を表示し、CPU 使用状況を表示します。
ファイルを使用しているプロセスを特定するには |
[CPU] タブ、[関連付けられたハンドル] のタイトル バーの順にクリックし、テーブルを展開します。
[検索ハンドル] ボックス内をクリックし、検索するファイルの名前を入力して、[検索] ボタンをクリックします。
注 検索文字列では大文字と小文字は区別されず、ワイルドカード文字はサポートされていません。検索ボックスには、ファイル名またはパスの全部または一部を入力できます。たとえば、「c:\windows」で検索すると、ファイル パスの一部に「c:\windows」が含まれるすべてのファイルが返されます。
結果を確認して、ファイルを使用しているプロセスを特定します。
プロセスの接続先のネットワーク アドレスを特定するには |
[ネットワーク] タブ、[TCP 接続] のタイトル バーの順にクリックして、テーブルを展開します。
特定するネットワーク接続を行っているプロセスを探します。テーブル内に多数のエントリがある場合、[イメージ] をクリックして実行可能ファイル名で並べ替えることができます。
[リモート アドレス] 列および [リモート ポート] 列を確認し、プロセスの接続先のネットワーク アドレスとポートを確認します。
すべての記憶装置の利用可能な領域を表示するには |
[ディスク] タブ、[記憶域] のタイトル バーの順にクリックし、テーブルを展開します。[利用可能な領域] 列に、システムの物理ディスクごとに空き領域のサイズ (MB 単位) が表示されます。
プログラムで利用可能なメモリのサイズを表示するには |
[メモリ] タブをクリックします。
[物理メモリ] で [プログラム用として利用可能] の値を確認します。利用可能なメモリは、スタンバイ メモリと空きメモリの合計になります。空きメモリにはゼロ ページ メモリが含まれます。